社会人の基本の「簿記会計」「決算書」が自然にわかる研修
会社が社員・従業員に望んでいることはどのようなことでしょうか。
即戦力を持ち、すぐに会社の利益に貢献してもらえればそれに越したことはありませんが、残念ながら現場での戦力は経験なしに見につかないことはよくお分かりかと思います。
それよりも、コミュニケーション能力や主体性・協調性などを持ち、確実に経験を積んで戦力となっていくほうが結果としてよい人材育成になるのではないでしょうか?
- 決算書の見方を知り数字感覚を持ってほしい
- 今後、戦力となる土台を身につけて欲しい
- 経費や利益の意識を高めて欲しい
- 座学だけではなく参加型の研修を受けさせたい
- チームのコミュニケーションにもなる研修をしたい
簿記ゲーム研修では、このような要望にお応えすることができます。
公認会計士で税理士でもある柴山政行先生が開発したボードゲームである「社長BOKIゲーム」を利用した研修で、お金の動きを複式簿記で理解し決算書を「書くこと」ができるようになります。自分の手を動かし記帳を行いながら最後は決算書を作成するので、決算書を読み解くことはもっと簡単にできるのです。
また、ゲーム性があることで参加者同士の一体感が高まり、仕事をするうえで必須のコミュニケーションを円滑にすることができます。社会人としては欠かせない「報・連・相」がしやすい雰囲気づくりにも一役買うのです。
経営感覚をもった社員を育てたいなら
一般の大学生から社会人になる場合「経営」についてはよくわかりません。
「立替経費精算」といってレシートや既定の書類を提出していたとしても、「経費」が一体どういう意味なのか分からないのです。
ましてや「給与所得者」として雇われる側にいる場合は、経営とは遠い立ち位置。売上や利益・経費の概念を持ち合わせていないことがほとんどです。
自分が受け取っている給与こそが経費であり、それが会社の利益とどう関係しているのか、会社の利益を上げるために自分ができることはどこにあるのか、そういった「当事者意識」「経営感覚」を社員一人一人が持つことで、会社の力はずっと大きくなります。
会社の経営成績を表す「決算書」の成り立ちがわかり、日々の活動とつながっていることを理解するためのツールが「社長BOKIゲーム」です。
簿記ゲーム研修を受講すると・・・
- 資格としての簿記が実務と結びつく
- 貸借対照表・損益計算書が経営とリンクする
- 決算書のどこを見るべきかわかる
- 法人保険の提案・販売がスムーズになる
- 自ら考え、動くようになる
- 参加型の研修で当事者意識が芽生える
- 業務への意識改革のきっかけとなる
このような効果が期待できます
社長BOKIゲーム体験者の声
ゲームを楽しみながら自然と帳簿を入力し決算をし、経営者としての腕だめしをする。
このゲーム ほんと楽しい。そして経営が順調に進むには何が必要かを知らず知らずのうちに学べます!
(建築会社経営)
知識的にまだ薄くしか決算書の見方がわかってなく、バランスシートのどこを見て保険を提案するかも迷っていた所もあり、現金あるから保険加入できるという考えで話していたところもあった。実際にお金の流れや数字を記入することで次からの見方がわかった。
(保険代理店勤務)
決算書と複式簿記のお勉強!財務諸表のことが理解できました。
(音楽奏者)
まさか自分が貸借対照表や損益計算書などというものが書けるようになるとは!
(印刷会社)
難しい言葉を使わず、ゲームで体感できたため、社員からは「楽しかった!」と声が上がっていました。私自身も苦手分野が楽しく学べました。
(保険代理店 代表)
社長BOKIゲームで決算書が「読める」「書ける」ようになる流れ
こちらのルールは基本設計の一例です。
研修内容によって変更が可能です。
ゲームの基本ルール
・1グループ4名前後で対戦
・参加者はケーキ屋さんの経営者となり利益を追求する
・スタート時の資金は1000(資本金400・銀行借り入れ600)
・資料として用意されている元帳に記載してスタート
・経営開始のために店舗(200)を購入する
・取引を行いながら、その都度元帳に記載していく
ゲーム中のルール
・1期は12ターンで行う
・売上・仕入・ランダムの各エリアから選択肢カードを引く
取引単価は出たカードによる
・「意思決定カード」が出た場合は、店舗を増やす(設備投資)・店員を雇う(給与)・研修を行う(販売力強化)・保険に加入する(リスク回避)などを選ぶことができる
・「運だめしカード」が出た場合は、任意の対戦相手とじゃんけんをする。負けた場合は「盗難損失(営業外損失)」勝った場合は「賞金収入(営業外利益)」を得ることができる
・すべての取引は元帳に記載しながら行う
・1期終了時に決算書を作成し、翌期に繰り越す
・2期(またはそれ以上)の終了時に利益で勝者を判断する
ゲーム終了時
行ったすべての取引を記帳してある元帳をもとに、現金有高・資産の照合を行い「損益計算書」を作成。
ここで「売上総利益」「営業利益」「経常利益」などが何をさすのか感覚としてわかる。損益計算書が作成できたのち、その利益を「貸借対照表」に転記し、貸借の照合・翌期への資本金の繰り越し。
このような流れを自分の手で記載していくことで、財務諸表の成り立ちが理解できるようになる。
ゲームのルール・難易度は自在に変更可能
基本のルールはシンプルに小学校高学年から参加できるレベルで作成されていますが、取引回数や決算の回数などは自由に設計可能です。
また、銀行への借入返済を認めるか、棚卸減耗・減価償却をするか・売掛金・買掛金を起こすか、保険は掛け捨てにするか・・・会社の業種や参加者のレベルによっていくつものバリエーションを作ることができます。
数字の感覚を磨くため、参加者同士のコミュニケーションツールとしても
複式簿記を実践し、財務諸表を読み解く研修としてはもちろんですが、「テーブルゲーム」「じゃんけん」などの要素を盛り込むことで、参加者同士のコミュニケーションツールとしてもお使いいただけます。
社長BOKIゲーム研修を取り入れることで、相手の状況を見ながら個人戦で戦略的に戦い、数字を読む力=係数感覚を磨くこともできます。また、数字感覚の向上にはこだわりすぎず、チーム戦を取り入れることで、意見や知識を交換しながら助け合うコミュニケーション能力を高めることもできます。どちらを重要視するかは、研修の導入時に設計が可能です。
シンプルに・決算書の本質をわかりやすく
講師:塚越菜々子
日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー(CFP®)
1級ファイナンシャルプランニング技能士
公的保険アドバイザー
資産形成コンサルタント
税理士事務所にて10年超勤務。延べ500社以上の決算業務や確定申告に携わる。法人の労務・税理に携わる中で、一般消費者や従業員のマネーリテラシーの底上げの必要性を実感し、2016年ファイナンシャルプランナーとして独立。保険や金融商品を取り扱わない独立系FPとして、年間200件の有料家計相談を行う傍ら、運用経験の全くない人向けの「確定拠出年金・NISA」のセミナ―開催や「起業の会計の基本」に関するセミナー、その他研修を多数開催している。
仕事を効率化する「計数・経営感覚」を社員全員が身につけるために
社員全員が「会社の数字」と「自分がとるべき行動」を紐づけていくことで仕事は効率化していきます。
そのためには上司も部下も「勘」や「感覚」に頼りすぎることなく、数字で進捗管理やコミュニケーションをとることが重要です。そうすれば経営を共有することができ、より会社の発展に貢献できるようになっていくのです。
社長BOKIゲーム 研修開催の様子
「保険営業」向け、「ファイナンシャルプランナー」向け、「親子で経営体験」など、社長BOKIゲームを通して学べること、参加者の様子などをご覧いただけます。
簿記ゲーム研修についてご興味をお持ちいただけたら
標準的な企業研修の開催費用は2時間10万円(税抜き/講師交通費別途)です。
数字の感覚を養いコミュニケーション能力を高める「簿記ゲーム研修」についてさらなる詳細を知りたい方、ご依頼の方はお問い合わせよりご連絡ください。