ー この記事を書いた人 ー
ファイナンシャルプランナー 塚越菜々子

塚越 菜々子 「FPナナコの部屋」主宰

保険や金融商品を売らないファイナンシャルプランナー。日本FP協会認定CFP®。「働く女性のお金の不安を解消したい」思いで、主に共働き女性に公的制度や家計・投資などお金の話を伝えています。

家計相談

浪費歴・休職の夫&中高大の子ども3人でお金の不安がいっぱい

子どもの教育費も自分の老後も考えなくてはいけない年齢に差し掛かっているのに、メンタルが安定せず、お金を渡すと浪費してしまう夫。
いつも自分ばかり頑張って、自分ばかり我慢している気がする。
こんな暮らし方をしていたら、そのうち明日の暮らしにも困ってしまうのではないか、、、
そんな不安に襲われてしまうかもしれません。

『いつもお金の不安があるが、お金を貯める、増やし方がわからず、ますます不安が強くなる悪循環から脱したい』という希望を叶えるため、家計改革プログラムを実行しました。

不安から日々のお金も一人で我慢して我慢して・・・の暮らしをする必要がないことがわかり、目的に合わせた先取り貯金は33%もできていることになりました。
苦手意識が強くてなかなか踏み出すことができなかった、ネット銀行や証券の取引も口座開設からサポートし、今では自宅からサクッと必要なお金が動かせるようになりました。

家計改革のご感想をいただきましたので、ご紹介いたします。

家計改革プログラムのご感想

お客様の情報

C・A様 (福岡県)
ご主人様 公務員(40代)
相談者様 会社員(40代)
お子様 3人(大学生・高専・中学生)

家計改革プログラムに参加する前はどんなことに悩んだり困ったりしていましたか?

―― 夫が浪費歴・メンタル疾患で病気休暇や休職を繰り返したことからこの20年間は常に生活への不安がありました。
自分に必要なものを我慢し、家族優先にして、家庭内で惨めさを感じたり。子供の前でお金がないと口にする自分に嫌悪感がありました。
生粋なアナログ人間で、ネット銀行開設、証券口座開設等が怖かったです。

家族として暮らしている中で、度を越えた浪費をされると相手のことを信頼するのが難しくなります。
信頼関係を失ってしまえば、家計についての話し合いがなかなかうまくいかず、未来への計画を立てるのはさらに難しくなっていってしまうかもしれません。

メンタル疾患で休職をすれば、それが健康を取り戻すためとはいっても一時的に収入が減るのは事実。誰も悪くないとわかっていても、目の前の暮らしを成り立たせるために自分が我慢するしかない・・・そんな繰り返しで、お金の不安が常に付きまとい、家計がうまく回らなくなってしまっていました。

限られた時間を有効活用するためのネット銀行なども、これまで使ったことがないため苦手意識があったようです。

家計改革プログラムの参加の決め手はなんでしたか?

―― FP三級とっても、家計改善にいたらず、、。ななこさんの本を買ってみたものの、家計改善は手付かず、、。夫の数回目の病気、休職に加え、今まで無理して働き続けた自分の体調がままならなくなり将来への不安がたまらなくたまらなく大きくなったため。

プログラムに入る前も、忙しい生活の中でも日々のお金を管理し、貯金などもしながら回していらっしゃいました。
ただ、どうしてもその場しのぎの対策を繰り返しているように自分自身が感じてしまうと、なかなか安心することはできません。

「自分自身が体調不良」になる経験をしたことで、このままでは持続可能でなくなってしまうと、思い切って家計の全体を整えるために家計改革プログラムを実行しました。

受講前にどんな不安がありましたか?それは解消されましたか?

―― 子供の学費の不安 →貯金で不足する分は、奨学金を子供に借りてもらうことにしました。奨学金をかりてもらうことに罪悪感がありましたが、無理して学費を出して老後に迷惑をかけるよりは随分ましだとおもいました。

親の介護費用の負担 →現時点で、夫婦で体調不良であり、親の介護負担はしないことに決めました。無理した場合、私が倒れると思いました。

毎月の収支がこれでいいのか? →これでいいとわかると、安心感でした。穴の空いたズボンをこっそり仕事に履いていくのはやめようと思いました笑
自分に必要なお金の計算、将来必要なお金の計算ができるようになりました!

いろいろと解決したい課題はありましたが、それぞれ見える化して優先順を付けることで、どこが自分たちの今できる範囲なのかを確認しました。

自分だけが我慢することで成り立たせるのではなく、ここまではできる、これ以上は今はできない、という線引きをすることでそれが実現しました。
家計が整い、心とお金にゆとりを生み出せるところをまずは優先し、そのうえでできる範囲を広げていくという決断を下すことができるようになりました。

プログラムに参加してどんな変化がありましたか?

―― 私はこれまでも、今までも、大変な家庭でありながら家計をやりくりしてきたのだと教えてもらいました。私、やればできる子だった!!のですが、ほめてくれる人がいないと、気づかないし、不安のままでした。
夫は夫で病を抱えながら家族のために、日々頑張ってくれていることに気づきました。最近夫に感謝の気持ちを込めて手を合わせることができます。(分かり合えないところは、分かり合えないままでも、ある程度折り合いがついたらいいかなと思うようになりました。)

プログラム開始当初は「夫は浪費をする。話し合いに応じない。そんな人にお金を使わせたくない」という気持ちが強かったように思います。自分ばかりが我慢するのではなく夫にも我慢してもらいたい。そんなメッセージを感じていました。

ですが、書いていただいたように、プログラムを進める中でご自身の努力や我慢はもちろんのこと、ご主人さんはご主人さんですぐれない体調のなか、何とか仕事を続け収入を得て、その大部分を家族のために使っていることを実感することができたそうです。

自分の心に少しゆとりが生まれ、感謝の気持ちが生まれると見え方が変わることはあります。
もちろん、協力してもらうことは協力してもらうことで、家計のお金だけではなく夫婦のコミュニケーションにも大きな変化が起こったようです。

家計改革はほかのセミナーや相談とどこか違いがありましたか?

―― ほかのセミナーでは、、講師のFPに任せればお金が増やせる!さあ、商品買いなさい!的な感じで家計管理的な話はありませんでした。何より、脅しのような文句が怖かったです。家計改革は、自分が自分のために家計の計算ができるようになるためのものです。これから、家計の荒波が来ても、生活サイズを圧縮して(どこを圧縮したらよいかがわかりました!)、なんとかやれそうな気持ちがもてました。

家計改革プログラムは「自分で家計を管理する力を身に着ける」ことが目的です。

そのため、ご提供するワークを一つ一つ自分で埋めていく必要があります。大変な時もありますが、自分で問題を解いて一緒に答え合わせをしていくうちに「別の課題に直面したとき、自分自身で解決する力」が身につきました。

家計改革はどんな人に薦めたいですか?

―― 今現在、家計で苦労している方や、家族に障害があり先の不安があり家族から逃げ出したくなる時がある方にぜひ受けて欲しいです。子供の学費で悩んだり、1人ではイデコやニーサが怖い方にも。

世の中に、家計を変えるための情報はたくさんあります。無料で手に入るものの中に良質なものもたくさんあります。ただ、それを見れば動けるのか?というと必ずしもそうではないのかもしれません。「一人では」できない「苦手なところ」「しんどいところ」を一緒に向き合うことで、乗り越えられることは多いかもしれませんね。

家計改革をするか悩んでいる方にひとことお願いします!

―― 私は1人で家計を悩んで日々苦しく体調まで崩しました。今思えば、もっともっと早くに家計改革していたら、私の人生の不安の半分以上はなくなって、もっと安心して家族と仲良く過ごしていたように思います。
ななこさんのメルマガで気になる方、YouTubeでアフロのナナコさんを見て興味を持たれた方、興味があるなー!がスタートな気がします

ナナコ
ありがとうございました。
悩みは健康を害する。本当にそう思います。相談するだけで問題が全部解決!といくわけではありませんが、相談をきっかけに「今すぐできること」を一つずつ進めていくことで必ず現実は変わっていきます

見方が変われば家計が変わる

家計改革プログラムを始めた当初は、家族の協力を得ることが難しい。自分だけが我慢をしているし、お金は足りない・不安しかない。そんなお気持ちでいらっしゃいました。

働きながらワークに取り組むのは大変なときもありますので、「ときどき、数字ごまかしちゃおうかなと思いました(笑)」というのはご相談者さん談。
「いや、ごまかせるような数字じゃない」と思い直し、素直にご自身の家計のありのままを受け入れて改善していきました。

結果、先取り貯金率は33%を超えました。
中学生以上のお子さん3人の教育費を出しながらのこの金額は驚異の数字です。「明日のお金に困るかも」という心配は杞憂だったのです。

  • ずっと漠然と抱えていた「うちにはお金がない」という気持ちは数字を見ることで、自分はちゃんと管理できていると自信を持つことができました。
  • 明日のお金に困ることもないとわかり、自分のためのお金も使えるようになりました。
  • 夫に対する気持ちも、折り合いをつけて、感謝する心も持てました。

働き方は変わりませんし、支出を大きく削り取ったわけではありません。
それでも一つ一つ丁寧に紐解いていくことで、スタート時とは自分に対しても家計に対しても見方が変わっています。

最後に、こんな言葉を伝えてくれました。

―― 我が家は医療費がとてもかかるため、家を建てることは選択しませんでした。生涯賃貸で、ローンという精神的負担は避けました。私のメンタルにもとても必要な選択でした。医療費は必要経費であり、そこがなくては健康も、生活もなりたちません。病気を抱えること、医療費がかかる大変さはありますが、安心しながら生活して生きるために、何を選択するかは選べるのだとおもいます。

ご家族の中に体調のすぐれない、あるいは障害がある人がいると、そうでないご家庭と比較してどうしても支出が増えたり、思うように稼げないということはあるかもしれません。そんな時こそ、ほかの人と比べるのではなく「我が家は何を選ぶのか」と向き合っていきたいですね。

これからも体をケアするための予算もしっかりと確保し、家族仲良く暮らしていっていただきたいと思います。

家計改革プログラムの詳細はこちらからご覧いただけます▼
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