給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の全員記入するところの説明です。
年末調整をする場合は、他に何も申告することがなくてもこの用紙は書きます。大したことを書きませんので、さっさと書いて提出しましょう。ルール上はこれを提出しない場合は年末調整しないことになっています。
特にアルバイトだったり、単発で入っているような場合は十分に注意してください。
そのほか年末調整に関する記事はこちら: 年末調整で困っていることはないですか?会社から渡されたけど訳も分からず毎年出している方。もしかしたら税金損しているかもしれません。基本的な情報お伝えしています。一生使う大事な仕組みです。今まで考えたことがなかったなら今年こそ!家族と自分の税金を守ろう!
【年末調整まとめ】令和6年:共働き家計のための年末調整の手順と書き方
1)名前(フリガナ)
自分の名前が分からない人いないでしょうから、お書きください。
鈴木・田中・高橋・山田など、だれでも知っている名前ではない場合、難しい漢字、間違えやすい漢字の場合は、ぜひ丁寧に大きめにお願いいたします。
世の中の渡辺さん。
「辺」が「邊」「邉」の場合は特大フォントでお願いします。
その他、誰かに「お前の漢字難しいな」と人生で一度でも言われたことがある方は、ぜひフォント大でお願いいたします。
なお、パソコンさんが旧字を書き出してくれない場合がありますので、ご了承くださいませ。
決して人様の漢字を軽んじてるわけではないのですが、グチャっと書かれたり、特殊すぎると書き出せないのです。
フリガナも忘れずに。
キラキラだったりDQNネームでなくとも、親御様がこだわったお名前というのは他人には読めないケースが多いのです。
担当者は名前を間違えるのは失礼だと知っています。
ですが、予想もつかない漢字で来られると、適当に入れるしかなくなってしまいます。
会計事務所などの外注に出している場合、気軽に聞けない場合がありますので、ぜひご協力ください。
本人の名前以外の、扶養の方の名前のフリガナもお願いしますね。
2)あなたの個人番号(マイナンバー)
ここはいわゆるマイナンバーです。
マイナンバーについてはくれぐれも会社の指示に従ってください。
書いてあるとなしでは、この紙の保管方法が著しく変わってくる可能性があるのです。
今年がその会社で初めての年末調整の場合、会社から書けとか書くなとか指示がありますので、よく見て記入しましょう。
3)あなたの住所または居所
住所を書いてください。会社の全員近くに住んでいる人以外は都道府県から書いてください。
郵便番号もお願いしますね。住所が紛らわしかったり読みにくかった場合、郵便番号は最高のヒントです。丁寧にね。
※住所または「居所」とは、
基本的には住んでいる場所に住民票をきちんと合わせて、そこが「住所」になります。
でも、例えば長期入院・寮に入っている・船に乗っている・単身赴任などで、住民票と違う場所に住んでいる場合が「居所」です。
住んでいるところに住民票を移すのが原則ですので、引っ越したのにそのままにしている方はご注意ください。
『住民税』で関係する大事な項目です。
4)あなたの生年月日
こちらもごく普通に記入してください。(明・大・昭・平・令)も○をつけてください。
特に親御さんなどのご老人を扶養している場合や、16歳未満の子供を扶養している場合には年齢は大きく関係してきます。
ちなみに、私、大正生まれの人と一緒に働きました(上司)
さすがにもう退職なさってますが・・・。
5)世帯主の氏名
給与をもらう自分が世帯主なら、自分の名前です。
ここは簡単なようで難しい人もいます。
パパ・ママ・子供で暮らしていると、パパが世帯主のことがほとんどです。
世帯という一つのまとまりの代表者ってことですね。
住民登録するときに自分たちが決めています。
(収入が多いとか、年が上とかで勝手に決まるものではありません)
わからないという人は、住民票をとるとわかります。
親の世帯と同居の方は気をつけましょう。
同じ家に暮らしていても同じ世帯とは限りません。
あと、たまにあるケースとして「世帯主に住宅手当を払う」という会社に妻がお勤めで、夫にはそういう会社独自の手当てがない場合、あえて妻を世帯主にすることもあります。
ご自身の家のことですから、わからない人は一度確認しましょうね。
6)あなたとの続柄
世帯主が「給料をもらう人(=あなた)」とどういう関係性ですか、ということです。
世帯主が自分の場合は「本人」と書きます。
妻の会社に出す用紙で、世帯主が夫の場合は「夫」と書きます。
7)配偶者の有無
配偶者とは、夫婦の相手のことですね。
結婚していれば「有」に丸を付けましょう。
扶養しているとか、同居しているとかは基本的に関係ありません。
法律的に配偶者がいるかだけ聞いています。(内縁関係は配偶者とは言いません)
まとめ
普通の人は書かれている通りに丁寧に書こう。
全員が書く、右上だけで熱く語らせていただきました。
特に何もない方は、深く考えずに丁寧にだけ記入してください。
あなたの情報が、年末調整をする担当者にちゃんと伝わればいいのですから。
▼他にも年末調整でトクする知識はこちらです▼ 年末調整で困っていることはないですか?会社から渡されたけど訳も分からず毎年出している方。もしかしたら税金損しているかもしれません。基本的な情報お伝えしています。一生使う大事な仕組みです。今まで考えたことがなかったなら今年こそ!家族と自分の税金を守ろう!
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