保険代理店様向けの企業研修にて、講師として登壇する機会をいただきました。
この研修では、20名ほどの参加者の皆様に対し「決算書を自分で作成できるようになる」という目標のもと、実践的なスキルを学んでいただきました。
ご依頼いただいたのは、主に法人に対して損害保険分野でサポートをしている保険代理店様です。
決算報告書は、会社にとっての成績表であり、財務状況を詳らかにするとても大事なものです。
そのような書類をお見せいただくとき、何が書いてあるかわからないようでは、適切なご提案ができるはずもありません。
会社の状態はどうなのか、今期どんなことがあったのか、会社の強みや弱みはどこか・・・
決算書一つあるだけで、会社についてたくさんのことが分かります。
そんな大切な書類を直接見せていただけるときに、何が書いてあるのかわからなければせっかくの会話の機会や信頼を積む機会を逃してしまいます。
法人のサポートをするのなら「決算報告書」の読み解きは必須の力なのです。
とはいえ決算報告書、特に貸借対照表や損益計算書は、専門用語や複雑な数字が並ぶため、普段あまり目にしない方にとっては非常に難しく感じられるものです。
細かい数字がたくさん並んでいて、どこに何が書いてあるかわからない。
どの数字がつながっているのかわからない。何を見ればいいかわからない。
こんなお悩みをお持ちの方も少なくありません。
しかし、今回は「簿記ゲーム」というボードゲームをツールとして使用し、楽しみながら簿記の基礎を理解し、自ら決算書を作成できるようサポートしました。自分で決算書を作ることができれば、日々の取引がどこにつながるのかが分かるようになります。
参加者の中には、最初は決算書を読むことが苦手だと感じていた方や、簿記に馴染みのない方も多くいらっしゃいましたが、ゲーム形式で学びを進めることで、皆さん積極的に参加され、最後には全員が自分の手で決算書を書き上げることができました。
研修は終始活気があり、皆様が笑顔で取り組んでいる姿がとても印象的でした。
ゲームを通じて学ぶことで、難しい内容も自然と理解でき、楽しみながら成長することができたという声を多くいただきました。
研修後には、依頼をいただいた社長様からも「非常に満足しています」「来年もぜひ」とのお言葉をいただき、参加者の方々からも「よくできている」「楽しく学べた」「また参加したい」といった嬉しいフィードバックをいただきました。
研修後も参加者同士で出来上がった決算書を見せ合いながらいろいろと分析などをしていただけたとのことです。
まずは基本からということで、今回はごくシンプルなゲームのルールで研修を行いました。
2回目を行う時は、みなさまの状況に応じて、ルールを少し複雑にしたり、今回は行わなかった取引(売掛金・買掛金・減価償却・支払利息・税金計算)などを加えることも可能です。日々の取引から決算までの流れを楽しみながら体験することで、決算書を読み解く力・経営力・管理力を高めていっていただければと思います。
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