年末調整の用紙にマイナンバーを記入するかどうかについて、実務上での経験をお伝えいたします。
新しく提出が義務付けられた、個人番号。老いも若きも一人一つの番号が与えられます。正式に言うと「社会保障・税番号制度」ですね。
いわゆるマイナンバーです。
この写真がオモロすぎてどうしても使いたかった・・・
マイナンバーはどこにある
マイナンバー制度がスタートした当時はかなりアチコチで騒がれ、年末に会社に提出した人も多いではないでしょうか?
(ちょっとしたブームでしたね)
簡易書留で住民登録しているところに届いています。
(世帯で一つの封筒です)
発送手続きしているのは市町村なので、万が一お手元にない場合は、お住いの自治体に問い合わせてください。
細長くて薄緑の用紙に記入されています。
カード型に切り取られていないので、気づきにくいかもしれませんね。
左側の一番上のところが通知カードです。
マイナンバーを記入して平気なの?個人情報は?
マイナンバーは1人にひとつ、一生変わらない大事な番号ではありますが、今のところ利用目的は限られています。
都市伝説のように、副業がバレるとか、預金が丸見えだとか言われていますが、番号が分かったからといって即何かできるものではありません。
どこかとどこかのデータを一元管理するなども今のところありません。
貯金の残高が丸見えとか詐欺にあうとかいろいろ言われていますが、必要以上に恐れることはありません。
ちなみに、自分のマイナンバーがどう使われたか見える「マイナポータル」というサイトがあることをご存知でしょうか。
年金番号や銀行の通帳番号だって、普通は一人一つ。
それが人に知られたからって、即被害にあわけではないですよね。
むしろクレジットカードのほうがよほど危険です。
ぜったいに提出したくないと騒いでもいいのは、ポイントカードもクレジットカードも個人情報の流出を恐れて、作ったことがない人ぐらいではないですか?ポイントカード出してそのレシートレジに捨てていく人のほうがよほど流出も悪用もされるってものでしょう。
あんまり集めたくないのが、会社の本音
ただし、この番号制度を始めるにあたって、色々な手続きがあり、この番号を取り扱うのは非常に(会社としては)面倒です。
大事な情報を守るためとはいえ、色々な制約があるので安易に紙に書いて集めたくないというのが会社の本音です。
(万が一漏れたりしたら、罰則がなかなかなのです)
ですので、この紙にマイナンバーを書いていいかはくれぐれも会社の指示に従ってくださいね。
別の方法での回収を指示されるかもしれません。
出したくないは、ルール違反
出したくないは、今のところルール違反です。
法律で決められた用途の場合は提出しなければいけません。
(今回の年末調整は、提出すべき用途です)
出さないと「提出拒否」と履歴が残されて、そのまま税務署に申告される恐れがあります。
また、提出しないと年末調整してもらえず、そのままデータが税務署に送られる可能性が高いです。
会社も、好きで集めているわけでは決してありませんので、
(むしろ会社としては集めたくない・・・・)
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
扶養に入る場合は、扶養の方のマイナンバーも必要ですのでお忘れなく。
番号とともに本人確認ができるものも(免許証等)求められますので、そちらもご了承くださいね。
会社によってはこの紙に書かせないところもある
会社はマイナンバーが書いてあるものは、厳重管理の義務が課されています。とっても面倒です。
なので、この紙に書かれるのを嫌がって専用の紙を用意していることもあります。
また、一度マイナンバーを提出した後はもう書かないように言われることもありますので、やはり会社の指示に従ってくださいね。
まとめ
一人に一つのマイナンバー
手元にあるから探してね。
提出拒否はルール違反
過剰に恐れず出してヨネ
(5・7・5調で!)