源泉徴収票

年末調整

年末調整31:源泉徴収票が、一年の結果通知書

投稿日:2017年1月1日 更新日:

この記事を書いた人

ママスママネー 塚越菜々子

塚越 菜々子
ママスマ・マネー

保険や金融商品を売らないファイナンシャルプランナー。日本FP協会認定CFP®。「ママのお金の不安を解消したい」思いで、働くママや起業ママに税務や家計などお金の事を教えています。

源泉徴収票は年末調整が終わると会社から交付されるものです。これこそが、あなたの年間の「給与所得」で『結果通知表』でもあるのです。
12月の給料とともにもらえる人もいれば、年が明けてから配られることもありますね。

ここまで長く語ってきた年末調整ですが、経理担当でもない限り実際に自分で手計算できる必要はないと思います。

ただ、流れと仕組みは知っておいてほしい。
働くママが知っておくべき
『働き損』だの『103万の壁』だのは、みんなここの知識が役に立ちます。

 

最後に源泉徴収票の様式について説明しておきます。

平成28年分からは様式に変更あり

平成28年からこんな形になっています。
いままでの、倍の大きさですね。
源泉徴収票

去年までもだいぶキツキツだったのですが、マイナンバー記入欄ができていよいよ無理だってことなのか倍の大きさになりました。
(きっと中途半端な大きさだと印刷事務に差しさわりがあるんでしょうね)

源泉徴収票の見方

(1)まずは収入

ここが、あなたが一年で給料・賞与としてもらったものの合計です。通常は交通費は入っていません。派遣などで交通費がなく、交通費相当が給与で支給されている場合はこちらに入ってくる可能性はありますね。ボーナスや各種手当は入ってきます。

これが、俗にいうところの「年収」もしくは「税込み年収」ですね。

一口に年収と言っても、どこのことを指しているのか違うことがあるので注意したいところです。

 

(2)給与所得控除後の金額

給与所得控除の額ではなく、給与所得控除した後の金額なので間違えないように。

(1)から(2)を引くのではなく、(1)から引から黄色部分を引いた後の額が(2)です。

(2)この図の青の部分が表示されています。

 

(3)各種控除の合計

今度はこの図の、緑色の部分が表示されています。この内訳が下の方に色々書いてあります。

①養っている人(扶養)の人数など
②社会保険・生命保険・地震保険などの控除
③養っている人(扶養)の詳細
④ここは障害者や・寡夫・勤労学生などの控除があると〇がついています

(2)-(3)の金額が赤の部分(=税金がかかる部分)

この部分の大きさによって税金の掛け率は段階的に増えて行きます。
税金がかかる赤の部分も、自分の所得税の税率が何%か源泉徴収票に書いてくれていないので、自分で調べて計算する必要があります。

住宅ローン控除がない人は【(2)給与所得控除後の金額ー(3)所得控除の額計算した結果が】×所得税率がそのまま(4)の金額になります。

住宅ローン控除がある場合

住宅ローン控除がある人は、自分が計算した税金から(5)を引きましょう。
いずれにしても結果的に、一年間で納めるべき金額が(4)です。

毎月の給料から引かれている源泉所得税額との差額が、この金額に合わせて精算されます。年末調整が済んだあとは(4)に書かれた金額が、税金の還付や徴収をして結果的に一年で収めた所得税です。

住宅ローン控除がある人で(4)0円の場合は、住宅ローンの控除のほうが大きかったので、所得税は全額還付されている(納めるべき所得税はナシ)ということです。(さらに住民税が相殺されて減る可能性があります)

 

大事だから、ずっと取っておきたい

この紙は、あなたの一年間の結果表です。

会社があなたにいくら払ったのか、あなたが国にいくら税金を納めたのかあなたが社会保険料をどれだけ負担したのか、どんな家族を扶養していたのかその他いろいろ一枚に詰まっています。

だから、住宅ローンを借りたり、アパートを借りたりするとき提出する証明書にもなるのですね。
もし、あなたの会社が、あなたが預かった税金や社会保険料を納めていないなんてことになったとき、この紙は強い証明書になります。

仮に給与明細は捨てたとしても、一年でたった1枚の薄っぺらい紙ですからずっと取っておいてくださいね。(どうしても置いておくのが嫌だという場合はスキャンなどしてデータとして保存もおススメです)

 

年末調整の知識は一般人に必要なのか

年末調整シリーズに大変長い道のりにお付き合いいただきありがとうございました。もし全部見てくださった方がいたら、感激です。

税金のことってわかりにくいですよね。
極力わかりやすく書いたつもりではいますが、それでもなかなか、「自分で計算しよう」とは思えないものです。
これから経理事務や給与計算に携わる人には、入門用バイブルとなるように書きました。

そんなものにかかわらないフツーのママさんは、正直知らなくてもいいのかもしれません。
だけど、私がこの業界でヒシヒシと感じるのは、会社側が必ずしも正しい知識を持ち合わせてあなたのお金を処理しているとは限らない、ということです。

何も知らずに会社任せにしていたら損している可能性が、ごく日常的にあるのです。

確かに誰も教えてくれることのない情報です。
学校でも教わらない、会社に入っても教わらない、誰も教えてくれなくて、誰に教えてもらえるかもわからなくて、知らなくていいようなことだと思っている。

でも、税と自分は間違いなく密接につながっているのに、知らんぷりでいいのでしょうか?ほかならぬ、あなたのことなのに。

これから、女性がもっと働く時代が来ます。男性だけでは社会を維持できない時代に差し掛かっています。
配偶者控除がなくなる、扶養控除の金額が変わる。女性が働くことですでにそういうことが起こりだしていますよね。

よくわからないからといって、正しくない都市伝説のような「~円の壁」などに踊らされるのは賢いママではありません。
自分のことだけは、ちゃんと知ろう。そして家族に、子供に身を守る知識を授けていこう。そう思ってほしいのです。

給料をもらっている人以外にも、所得のある人全員に役立つ知識です。あなたが身を守るための知識の一端となりますように。

ナナコ
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 

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