家計をよくするために必要な要素は大きく分けて3つあります。
1つは「そもそもの収入」
これがないことにははじまらないので、余りにも収入が少ないときは稼ぐ方に労力を割きましょう。
2つ目は「知識」
お金のことは自然と身につくことはほぼありません。より良い判断をするための情報を持っていないといつまでたっても搾取される側です。
そして3つ目が「実行力」
どんなに収入があってお金に関する知識があっても、よくするための行動を行わなければ一生今のままです。何かを変えるためには労力がいりますから、ズルズルと今に至る、、、ということも多いのではないでしょうか。
収入はそれなりにあって、お金に苦手意識もない。貯金だってないわけじゃない。
こんな状況の人ほど、ちょっと気になることがあったり・ゆくゆくは困るかもしれないと思っても、なかなか家計を変えるためには動けないことが多いです。だって、別にそんなに困らないのですから。
子育てもほぼ終わり、夫との関係も清算して(!?)定年年齢が近づいてきたところで、これまでの家計の気がかりを片付けて、老後も安心して暮らせるように家計改革に取り組みました。
家計改革プログラムのご感想
お客様の情報
Y・S様 東京都
【ご家族構成】
本人 :50代前半 会社員
お子様:高校生
Before | After |
退職金制度は不明 | → DB・DC・一時金の組み合わせとおおよその金額が分かる |
高いと思いながらも払っているものがある | → 携帯・保険など無駄を削り支出削減 |
60歳でリタイア予定 | → ゆとりを持つために再雇用で継続勤務希望 |
預貯金になんとなく貯めている | → NISAを活用して資産運用開始 |
何となく選んでいるDC商品 | → リスク許容度に合わせてスイッチング |
家計改革プログラムに参加する前はどんな状態でしたか?
家計簿をつけていたので家計についてある程度自分では把握しているつもりでした。
けれど、漠然とかけ続けてる生命保険、高いなぁと思いながら払い続けてる携帯料金、受けとれるはずなのに知らないままの補助金について、ちゃんと向き合ったり調べたりしていませんでした。
年金や老後に必要なお金についてもちゃんとした知識がないままぼんやりしていて「いずれちゃんとやろう、でもまぁ普通に働いてきたのだから困るわけないだろう、たぶん…」と根拠のない言い訳を自分にして何年も過ぎていました。
キャリアを断絶させることなく続けてきたため、ご主人と離婚しても自分が暮らしていくには困らないだけの収入はありました。
ただ、子育てが終わりを迎えた今、生命保険の必要性が変わっているなど今までとは変化がありました。この機会に必要のなくなった支出や優先順位の低い支出を削減して、より自分のために使えるお金を増やすために家計を見直すことになりました。
家計改革プログラムの参加の決め手はなんでしたか?
自分で重い腰をあげることはできないと悟ったことがいちばんの理由です。
ここまでやらなかったのだからきっとこの先も無理。
誰かにサポートしてもらうしかないと思いました。
それと離婚というタイミングもあり、子供に迷惑をかけないようにズルズルしないできちんとしなければという思いもありました。
外部のセミナーなどでもいくらか知識は得られるだろうけど、マンツーマンで教えてもらうことで短期間で飲み込まざるをえない状況に自分を追い詰めたかった感じです。ななこさんは気さくで同じ女性という目線で見てもらえることで正直に話ができそうだと思いました。
家計簿もつけていたので収支の管理はおおよそ分かっていて、離婚と財産分与を経たため、資産・負債も情報がありました。
後は、細かいところの気がかりを片付けることと、老後の自分の暮らしを踏まえて残りの会社員期間で何をしたらいいかを確認、実行に移すことになりました。
プログラムに参加して変わったこと・わかったこと、自分が得たものはどんなことでしたか?
ぼんやりとしていた収入と支出のひとつひとつがくっきりと見えました。
それによって取捨選択を迷わず決断できました。「必要な支出は削らない」という姿勢の強さも教えてもらいました。それはこの先の生活を守るということでもあるんだと感じました。
実は離婚するときに家に残れたのは私にとって大きな勝利だったので「(家と一緒についてきたローンも含め)一人で暮らしていくにはやっぱり大きい家だよね」と言われたときは内心『手放さないといけないのかな?』と凹みました…。
けれど、子供たちが育ったこの家を離れて十分なお金を得てもきっと私は幸せになれない…そう思ったら、家を手放さずにいられる方法をなんとか模索しよう!と逆にやる気になり、その方針でワークを進めました。ななこさんにはその方針も含め力になっていただきました。
お金のことを真剣に考えていくと、同時に自分の幸せとは何か?を深く考えるきっかけにもなります。
私はワークと同時に今後の人生の向き合い方みたいなものも同時に出来上がっていった気がします。
最後の二回は運用について教えてもらいました。こちらはただただ新しい世界で楽しかったです。「株はギャンブル」という恐い固定観念からすっきり脱却できて、わずかなお金ですが「さあ、働いておいで!」という気持ちになれました。
金銭的なことを言えば、資産の価値があるうちに手放しお金に換え、コンパクトな暮らしをする方がゆとりはできたかもしれません。
ですがYさんには「この家で暮らしたい」という強い想いがありました。
「そのためにどうするのがいいか?」に主軸を置くことができたので、逆に家計改革の方針は定まりました。
銀行で眠っている預金を資産運用に回し、企業型確定拠出年金もリスク許容度に合わせた運用商品へ一緒に変更し、この後受け取る退職金も眠らせることなく働かせる準備を整えました。
家計改革プログラム参加を悩んでいるかたにぜひ一言お願いします!
うーん、これ、言っていいかな?
ななこさんはメルマガからイメージされるような明るくて楽しいだけの人ではありませんでした(笑)
友達のような温かい目線をしながら、お金に対する甘い考えかたにはがっつりテコ入れしてくる人です。なので、たった六回のプログラムだけれど、一回一回終わるたびにちょっと殴られたような、肩で息してしまうような、そんなしんどさを感じることもありました。
「優しいFPが我が家の家計を計算してくれてプラスになる魔法をかけてくれる」と思ってる人ならやめておいたほうがいいかも(笑)
でもここで折れずにななこさんの言葉をよく聞いてほしい!
私はZOOMを毎回レコーディングして聞き直していたけど、なにひとつ間違っていないです。
余計な飾りの言葉なく、シンプルに単刀直入に、それがどういうことであるかを教えてくれる。考えてみたら、見知らぬ私にそこまで果敢に指摘して導いてくれる存在って他にないと思いました。
そして終わるころには自分が生まれ変わったと感じました。お金のことはもう何も怖くない。裕福なわけじゃないけど、ちゃんと知ってて、どこをどうしたらよいかくっきり見えるから、なにも怖くないんです。
ななこさんはお金を使うなとは決して言いません。
今使いたいなら使えばいい。それによってどうなるかがわかるようにしてくれる。だから自分に納得させられるのならそうすればいいんです。自分の判断に自信がもてるようになる、それがまさに家計改革プログラムですね。
ななこさんには一回きりの感謝というより、「卒業させていただきました、先生!これから自分の足で歩いていきます!」と敬礼したいような気持ちです。
そしてプログラムが終わったら、急にメルマガのイメージどおりの明るくて楽しいななこさんがそこにいました(笑)たぶんこっちが「素」のななこさんなのでしょうね(^^)
プログラムは終わってしまったけど、これからもまた折に触れ近況報告などしていきたいと思います。
※許可をいただき、原文そのまま掲載しています
家計改革プログラムで手に入るもの
家計改革プログラムは、よくある「お悩み相談所」ではありません。
ライフプランシートも作りませんし、何かを代わりに決めることもなければ、具体的な保険商品の提案もしません。
「ナナコさんは何もしてくれません」と卒業生が笑いながらネタにしてくれるようなプログラムなのです(笑)
それらを自分でできるようにする・選んで決める力を身に着けるのがこのプログラムの目標です。
その力がついたからこそ、Yさんも自信をもって「お金のことはもう何も怖くない」ということができたのかもしれませんね。
いくつになっても家計を整えることはできますが、労働収入があるうちだからこそ納得のいく選択肢が持てることも多いものです。
現役世代にできる最後のチャンスとして、家計を整えることができて良かったです。