うちのお金っていったいどうなっているんだろう。
どのくらいの割合が貯金できていれば適正なんだろう。
そんなお悩みを持っている方は実はけっこう多いのです。
管理できている方からすれば「自分の家のことなのに?」と思うようなことですが、目の前のことを一生懸命こなして暮らしていると、全体が見えにくくなることはよくあります。
特に、子どもが大きくなるにつれてじわじわと増えてくる出費。
本来はライフステージとともに見直していくはずの保険。
当たり前のように生活に入り込んできたスマートフォン。
若いころは考えもしなかった老後費用。
自分は一歩も動いていないのに、気づいたら周りの水かさが上がって動けなくなっている。
そんな状況になってはいないでしょうか。
マズイ・よくない・何とかしなければ、と思っていても具体的にどうやって動けばいいかはわからない。
そんな想いで「家計の個別相談会」に来てくださったM・K様の事例をご紹介します。
(原文のまま。掲載の許可をいただいています)
個別相談会に参加してのご感想
M・K様(埼玉県所沢市)
40代前半
ご主人:会社員
お子様:小学4年生(男の子)・小学2年生(女の子)
相談前に悩んでいたのは?
保険料や、携帯代、食費に関しても使いすぎではないかということ。
相談後にどんなことがわかりましたか?
子どもだけでなく、自分たち大人の未来も含めて、すでに計画をして進む必要性があること。
そして、子どもにも伝えることの大事さ。
貯まる仕組みシートはどうでしたか?
とても分かりやすく簡潔に仕組みを知れるシートですが、
スゴく家計の重大さを考えさせられる重みのあるシート。
埋めきった時の自分がどうなるか楽しみです☆
家計相談はどんな人におすすめですか?
私のように、家計をちゃんとしたいけど、どうしていいかわからないままにしてる方!
誰にも聞けなかったこと、流して放置してきたが気になってること、
菜々子さんと話せば何でも頼って聞きたくなります♪
アドバイスの内容
帰省の費用が増え負担になっていることなど、支出の変化は感じていたものの、まだ全体像が見えていませんでした。
色々な費目が「多い」と感じているということでしたので、具体的にいくらなのか・収入に対してはどの程度なのかの把握を先にするようお勧めしました。
お金の流れはそれほど悪くなく整っています。
ご主人のお小遣いは固定ではなく都度渡す形だったものの、特に取りすぎだったり無制限に使いたがるようなことも起きていません。全体の把握は比較的容易にできそうでした。
家計改善の行動が起こしにくい理由の一つは、
貯めなければいけない理由や金額がはっきりしていない
ということがあります。
固定資産税や自動車税などが日々の家計から賄いきれずに、ボーナスが出るまで払えないという状況になってはいましたが、「ボーナスが入れば払える」故に行動につながりにくいのです。
改善の手順はこうお伝えしました。
1:貯めていくべきお金をはっきりさせる
貯めていくお金は二つに分けます。
一つは「特別支出積み立て」
これは、貯金とは違います。
負担になっているとはいえ避けて通ることのできない帰省費用や、現在ボーナス頼みになってしまっている税金や年払いのものなど、「毎月ではないけど毎年必ず使う」ものをあらかじめ調べて、別の場所によけておくことです。
もう一つは「将来使う貯金」
子どもの教育費や老後の費用など、少し先で必要になるお金です。
教育費はいくらかけるか決め、それに対していくら貯まっているか。この先いくら必要か一緒に計算しました。
老後費用は、その場で調べることは難しいので、年金の金額と生活の大きさから必要額を割り出す方法と一般的な老後費用のデータをお伝えしました。
この二つを、まず収入からよけるようにします。
2:それを貯めた後、残りの費目が適正か判断する
先取りで除ける金額を決め、残りで固定費や変動費を賄います。
固定費はほとんど金額が変わらず支出していくものですので、通帳などから拾い出していただきます。
そしてその残りが「使えるお金」です。
ここのお金が足りなくなるようなら、収入に対して支出が多すぎる証拠。
そこまで来て一つ一つの費目が適正か判断します。
この流れを作ることができるのが、個別相談で全員にプレゼントしている「貯まる仕組みシート」です。
何とかしようと思ったら、すぐ行動
世の中には、「何とかなる」と思考停止状態のまま貯金もしない人もいます。
実際に二人以上の世帯の3割は「貯蓄0」という現実があるのです。
働いているうちはなんとかなってしまうものですが、働けなくなる年齢が来た時、真っ先に困るのは貯蓄のない世帯。
なんとかしよう、と思っているだけはお金は入って来ません。
「ちゃんとしたい」けど「どうしていいかわからない」と思っているのなら、M・K様のように行動を起こしてください。
変えていきたいという気持ちさえあれば、具体策はいくらでもお渡しできますよ。