共働きで夫婦それぞれに収入があり、住宅ローンもそれぞれ持分がある。
給料が入ってくる口座からはなんとなく費目を分けて負担して払っているけれど、カードの払いが多くなったりすると、ほかの口座からお金を動かさないといけなくて・・・
お金に困っているわけではないのだけれど、一年でどれくらい貯まってどれくらい使ったのかがよくわからない。
だから、この貯金でいいのか、足りないのかもどう考えていいかわからない。
- 夫婦それぞれ正社員で月収もボーナスもある
- お金がないということはない
- 財形になんとなく貯めてはいる
- 支払い口座が色々あり、足りなくなるとお金を移動する
- 隠しているわけではないけれど家族としての貯金がどれかはっきりしない
- お小遣いは特に決まっていないのでそれぞれの口座からなんとなく使っている
育児休業中の時間を使って、このような「独身の二人が一緒の家で暮らしている」ような家計を再生し、貯金が8倍になった成果をご紹介いたします。
お客様の基本情報
ご家族:
ご主人様 30代後半 公務員
相談者様 30代後半 公務員(育児休業中)
お子様 4歳(女の子) 0歳(女の子)
家計改革前の状況
- 貯金額が増えていない、夫婦の収入や支出の把握ができていない
- 毎月のクレジットカードの引き落とし時に焦って口座に移し替えたりしている、保険の支払いも多いかも?
- 今後、戸建ての買い替えも検討しているが貯金額が増えない
こんなお悩みがありました。
一度目にお話を伺ったときには、お金が入ってくる口座や生活費の支払い口座があちこちに別れていました。収入は十分あるものの、口座によっては残高が不足するとほかの口座から移動するなど、忙しい共働き夫婦には負担になっていました。
口座が分かれていることにより夫婦の収入や支出・いくら貯まっているのかが把握しにくく、今後の動きを判断がしにくかったのです。
家族としてのお金、個人としてのお金がはっきりわからず「それぞれ収入のある二人が一緒の家に住んでいる」という状況でした。
「今は子どもが小さくお金がかからないから問題ないけれど、子どもにお金がかかるようになったらどこから誰が出せばいいのか」という不安もありました。
育児休業中の時間を活かし、
- 流れを明確にし、手間をかけない家計の管理
- 家族の支出・貯金を把握し使えるお金を明確にする
- 保険や住み替えについて自分で判断できるようにする
これらを目標に、家計再生に取り組みました。
結果として、育児休業からの復帰準備として「家計を自動化し」「貯金の目的を定め」「保険などを最適化し」「貯金は8倍」にすることができました。
家計改革プログラムのご感想
いくつものワークと全6回の面談を行い、家計を再生したご感想を伺いました。
ご感想を原文そのままでご紹介いたします(掲載の承諾をいただいています)
家計改革プログラムに参加する前はどんな状態でしたか?
そこそこ夫婦で収入を得ているはずなのに貯まっているという実感はなく、支出が多いかなと思いつつ家計簿をつけてみようと意気込むも続かず・・・。
クレジットカードの引き落とし前に口座から口座へ移動するために銀行をはしごしては気が滅入っていました。
その割には、マンションから戸建てへ、子供は3人、旅行も外食も・・・と希望はたくさんありました。
今は時短だから育休だから仕方ないけど働いたらなんとかなるという思いと、実際の口座は減っていく一方でもやもやしていました。
家計改革プログラムの参加の決め手はなんでしたか?
菜々子さんのメルマガを読んで、単発を受けて保険を勧めないFPさんに話を聞いてもみたいと思いました。
今までマンション購入時や保険屋さんのFPさんと話をしてみて公務員、看護師というだけで「大丈夫」と言われましたがなんとなく信用できないというか不安がなくならなかったので。
育休の今のうちに整えておきたいと思いました。
むしろ安定しているからこそなんとなく使いすぎてしまう点には注意が必要です。
私は一切の商品販売がないため、保険に誘導する必要は一切なく、フラットに家計についてだけ評価・相談することができました。家計を整えるのにはそれなりに手間がかかりますから、育休中にやっておくべきこととしては素晴らしい選択でしたね!
プログラムに参加して変わったこと、自分が得たものはどんなことでしたか?
家計の流れに対する考え方です。
今までの「独身の二人が暮らしている」状態から、話し合いができて、家計(お金)のこと、生活のこと、これからの将来のこと(子供の教育、家、3人目)のことを、お互い考えていたが口に出していなかったことの確認ができました。途中、課題が苦しかったりなかなか夫と話す時間がなかったりしましたが、今できないことはこの先もできないし時間は作るものと実践できて自信にもなりました。
実際の家計の流れも入ってくるところ、出ていくこところ、貯蓄していくところまでが理解でき、仕組みづくりができたと思います。
でも諦めず一歩一歩確実に進めていただいたおかげで「頑張らなくても守れる予算」が完成しました。誰かの型に当てはめるのではなく、自分のお家の形を自分で作り上げたことで、この先お金の流れが変わることになっても、自分で何度でも整えていくことが可能になりました。
単発ではなく連続のプログラムはどんな人におすすめですか?
意欲はあるけど一人で進められない人。
私がそうでしたが、単発では「なるほど、今度時間があるときにやってみよう」となるが、プログラムなので自分が調べて把握していかないと次回の話し合いが進まないので強制的に宿題ができて課題が明確になりました。
夫対策としても具体的な数字がどんどんでてくるので説明がしやすいと思います。
ですが、家族が増え、収入の激減する老後も二人で生きていこうと思うのなら、家計管理は夫婦の大きなプロジェクトです。何にお金を使い何のためにお金を貯めるかという話を、感覚だけでなく数字で話すことで、お互いに責めたり落ち込んだりすることなく「作戦」を立てられるようになりました。
とっても素敵なご報告&ご感想をありがとうございました!
手間なし・ストレスなしで貯まる感動!
カードの引き落とし前に残高を気にするのはストレスを感じてしまうもの。
持ってくるお金があるとしても、憂鬱です。
ましてやフルタイムで夜勤のあるような仕事をしていると、頻繁に家計をチェックしないと回らないようなやり方は面倒です。
個人の財産と家族の財産をしっかりと分けること、入ってくるお金と出て行くお金の場所を最適化することで、給料が激変しない限りは何もせずに貯まっていく仕組みができました。
家計を見える化し、公的保険の仕組みなどを家計に当てはめて計算していったことで、必要な保障の2倍以上の保険がかかっていることが分かり、そちらも適正額に変更することで支出を減らすことができました。
住宅の買い替えについても、貯金額や財産、価値観などを洗い出すにつれ、住み替えより優先したいものがあることが分かり、その分のお金を将来の自分たちのために貯めていくことになりました。
育児休業中だからこそしっかりと取り組むことができた家計再生。
最後の言葉がとても印象的でした。
「収入の流れと銀行口座をわけてスッキリとした感動を、忘れないようにしたいと思います」
貯金を増やすことありき、ではなく、ずっと続けていくことが可能な家計を目標に取り組んだ結果ですね。
夫の収入と自分の収入、家族のお金と個人のお金。
色々なところでお金が動いていて把握しにくい。
それが原因で、面倒くさい・わかりにくくなっているのだったら、家計をまずは整理しましょう。
育児休業中にやっておきたいことは色々ありますが、何もせずに「自動で貯まる」家計にしておくことも、大事です。
復帰後の忙しい時間でお財布事情を気にすることの無いように、復帰準備の一つに加えておいてくださいね。
整え方が分からない場合は、一度個別相談にお越しください。
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