うちの家計が赤字なことはわかっている。使いすぎているから赤字なんだともわかっている。でも根本原因を見つめるのが「怖い」
そんな気持ちがありませんか?
悪いのは自分だと思う。でもそれを突き付けられるのはあまりにも苦しい。何とかなんないかな。でも本当は何とかならないことは自分が一番わかってる・・・
夫と話し合ってはみるものの、結局どこから手を付けたらいいかわからないまま、ここまで来てしまった・・・
そんな想いを持ちながらも、赤字の根本原因と向き合って問題を解決していこう!と覚悟を決めて家計相談に来てくださったお客様が、感想を送ってくださいました。
(原文のまま。掲載の許可をいただいています)
個別相談に参加してのご感想
【基本情報】
K・M様(東京都八王子市)30代半ば 非常勤教員
ご主人:30代会社員
お子様:5歳(女の子)・3歳(女の子)
相談前に悩んでいたことは?
ぼんやりと家計の赤字の原因を考えてはいましたが、何をどうしたら良いか分からない。と、いう状態でした。
相談後にどんなことが変わりましたか?
・使途不明金をなくすために、今後、目的意識を持ってお金を使うことに決めた。
・お金の流れを明確にするために、家計の口座をまとめることに決めた。
・クレジットカードの使い方を、塚越さんからアドバイスをいただいたように、予め金額設定した封筒を作った。
・夫と私のお小遣い制度を作った。
→今後、どうなるか私も少し楽しみです。
貯まる仕組みシートはどうでしたか?
具体的に書き方を指導していただいたので、とても分かりやすいです。
塚越菜々子ってどんな人でしたか?
・はっきりと分かりやすく問題点や、改善点を教えてくれるの方。
・言葉の至る所に優しいお人柄が感じられる方。
→だから、すんなりご助言が聞き入れられたんだと思います。
個別相談はどんな人におすすめですか?
自分の家計に問題意識を抱えている方。
難しく考えすぎて、悩んでいる方。
お伝えしたこと
悪いのはあなたではなく「仕組み」
家計と向き合うことが怖いと思うのは、多くの場合「自分が悪いんだ」「私が浪費しているんだ」と思っているからです。
ご主人が比較的倹約家で、あまりお金を使わない人だったりするとその傾向が強いですね。
「お金の自己肯定感」が気づかぬうちに低くなっていってしまい、「私はお金が貯められない」というイメージが頭の中に残ってしまっている場合、家計管理に関するアンテナが立てられずに、ますます苦手意識が強くなってしまうのです。
お金というのは、想像以上に使ってしまうものです。
誤解を恐れずに言うのなら、よほど自制心が強い人以外は手元にお金があれば使ってしまうのが当たり前、と言っても差し支えないでしょう。
なにか目に見えないものに「使わされてしまう」と言ってでもいいほど、簡単に使えてしまうあげく、そういう使い方は得てして満足はできないものなのです。
だからこそ「仕組み」が大事です。
使いたいところを我慢させる仕組みではなく、欲しくないのになんとなく買ってしまうのを防ぐ「仕組み」づくりです。
お金の流れを整え使途不明金を無くすのが先
家計の中を簡単に伺ったところ、住宅ローンもそれほど高いわけではなく、基本の固定費は抑えられています。奨学金の返済などがあるなど多少不利なところはありましたが、それでも収入を考えると決して貯められないほどではないはずです。
問題はお金がうまく流れていっていないところにあったのです。
お給料を住宅ローン用とそれ以外の二つの口座に分けていました。が、生活費が足りないとあちこちから持ってきたり、借りるつもりが返さないままだったり、普通預金に置きっぱなしで使ってしまったり・・ということが起こっていました。
足りなくなると下ろす、という流れになってしまったため、ひと月当たりの「使途不明金が10万越え」になってしまっていました。
貯金できない理由はここにありました。
あちこちから支出しているものをそれぞれ適切なところに移動しまとめ、貯金には手を付けないように置き場を変えるなどを提案しました。使える金額の上限がわかることで、なんとなくの支出を防ぐことにしました。
これだけで使途不明金はぐっと減っていくはずです。
お金の流れを整えて管理を簡単にしていくだけで「私にもできた」という実感が強くなります。それをきっかけに家計をどんどんいい方に動かせていけるはずです。