夫婦でずーっと正社員。月収60万円以上あるのに、ボーナスも全部は貯まっていない。なんで?贅沢できているわけじゃないのに。
収入が多くなってくると、なかなか「お金がない」と言いにくくなるものですが、実はこういったケースよくあることなんです。使いすぎている実感はないし、収入はこれ以上は増やせない。いったいどこから手を付けたらいいんだろう。そんなお悩みを解決するために、家計の本講座(連続6回)を伴走したお客様の事例をご紹介いたします。
お子さんはもう高校生でしたが、十分間に合いました!
ご相談事例
ご相談者様の相談事例
M・M様(東京都府中市)
夫 40代半ば(公務員)
妻 40代半ば(正社員)
お子様 長男(高1) 次男(中1) 長女(小3)
現状で感じていた問題点
収入のほとんどが生活費で消費され、貯蓄までまわすことができていない
教育費があまり貯まっておらず、もう時間がないのではと心配
老後費用については何も考えられていない
家計改善のポイント
3人のお子様を育てていらっしゃいましたが、ずっと離職することなく、専門職として正社員で働き続けていらっしゃいました。勤続年数も長く収入も安定しています。ところが、会社の経営形態が変更になり、3年以内に給与内容が変更になる可能性があったのです。早期退職の希望の年齢にはなっていませんでしたが、幸にも条件の良いところが見つかったため転職することになりました。そのタイミングでご相談いただき、家計を改めて整えることになったのです。
まずは家計の支出の洗い出し
ずっと共働きで、ずっとお金に困ることもなく回ってきた家計というのは「我が家の状況」をよくわかっていないことも多いです。
日常には問題がないのかえって、何にいくら使っていて、どれくらいどこにたまっているのか、この先の支出はどうなのかを考える「キッカケ」がないものなのです。
まずは現状を確認しないことにははじまりません。どのタイミングでどんなお金が引き落とされて、誰がいくら使っているかを丁寧に洗い出していきました。二人とも給料がしっかりあるため、夫婦別会計ではないけれど、それぞれの通帳でなんとなく払っていた状況も改めて見直しを行い、どちらの通帳からいくらぐらい貯めるかなども計画していきました。
ローンなどの契約見直しで400万円の節約!?
払えないわけではないからとそのままにしていた住宅ローンの見直し、自動車保険の見直しなどを一緒に始めました。
住宅ローンは契約してから時間がたっていたので、今の低金利とはかなりかけ離れた高金利で借り入れをしたままだったのです。借り換えと条件変更をどちらも検討して、それぞれの節約できる金額を比較。その金額をご主人に数字として見せることで、平日仕事をお休みしにくいご主人も「こんなに浮くなら」と動いてくれました。
自動車ローンは金額もかなり高かったため、契約内容を確認したうえで、車の使い方に適したネットで契約できる自動車保険に変更しました。ほぼ同じ内容では保険料は半分近くになりました。
前から継続したままになっている契約も色々と確認したことで、トータルで400万円近く浮かすことができました。
また、保険の内容を一つ一つ確認していく中で、すで払い済みになっていた保険証券が見当たらないことが分かりました。記憶を頼りに確認したら、とっくに受け取れるはずの保険が、引っ越しの住所変更で連絡が来なくなっていて、浮いていた状況でした。慌てて保険会社に連絡して、無事に100万円をうけとることができたのです。
この機会がなかったら、ずっと無駄なお金を払い続けるどころか、受け取れる100万円すら失うところだった、と安堵の表情を浮かべていました。
特別費とボーナスをしっかり管理
奥様が転職するタイミングで、収入が年俸制のような形に変わりボーナスがなくなりました。今までなんとなくボーナス補填していたものができなくなりますので、それを見越して増えた月収で賄いきれるように、特別費を洗い出しました。
その金額を毎月の収入からよけるようにしたことで、ご主人のボーナスはほぼ手を付けずに済むようになったのです。ボーナスは定年すればなくなりますし、公務員の方は年収に占めるボーナスの割合も多いため、対策せずに退職してしまうと、その先急に困ってしまうことが容易に想像できますね。ボーナスはあくまでボーナスとして取り扱う家計創りをお手伝いしました。
企業型確定拠出年金から個人型のiDeCo(iDeCo)へ移換
転職前の会社に企業型の確定拠出年金がありました。退職金の一部がその制度に変わったそうですが、知識がなく何がされているのかも全く分からなかったそうです。この後何をすればいいかもよくわからず、そのまま国民年金基金連合会に自動移換されてしまいそうなところをギリギリのところで救出しました。
iDeCoについても連続講座内でしっかり説明して、運営管理機関(金融機関)を選んで商品選びもお手伝いしました。ご夫婦とも所得が高いということですので、公務員のご主人も早速一緒にiDeCoを始めていただき、節税&老後資金についても対策していくことができました。
家計再生の結果、窮屈な思いもせず月に20万近く自動で貯まる
私の家計の再生のプログラムは、貯金を殖やすことだけが目的ではありません。共働きで忙しい中で、手間をかけたり窮屈な思いばかりしていたら、「お金に支配されない暮らし」とは程遠くなってしまいます。
もちろん必要なお金を貯めていく努力は必要ですが、それと同じぐらい納得・安心していけることも大事にしています。
講座の途中でもこんなメッセージをくださっています。
今までどれだけ使ってたかわからない旦那の小遣いも、通帳見れば一目瞭然になってるので、いつでも突きつけられるようになってるし笑
これも菜々子様のおかげです!!
もちろんご主人も色々と協力してくれた結果もあり、お金の使い方は得に変えていなくても毎月20万円近くが貯まっていき、必要なところにお金を使っても年間で200万円はお金を残していけることになりました。
連続講座での家計再生を終えてのご感想
この連続講座で6回マンツーマンで伴走させていただき、一つずつ丁寧に確認し実行に移していったことで家計内にはかなり大きな変化が起きたようです。
感動のご感想を送ってくださいました。
▼ご本人からの生の声はこちらからご覧ください 自分の家計のことだから自分で何とかしなきゃ。支出を減らしたりしないといけないことはわかっているんだから、それさえできれば・・・・でもうまくいってない。できてない ...
講座がはじまった途端、ケチケチしなくても気付いたらお金が貯まってるって本当にミラクル!!【家計再生連続講座のご感想】
我慢・節約ではなく、お金の流れを適正化していくこと
講座の後半では、ねんきん定期便の情報を使って老後のお金の試算をしていきます。
ご夫婦でずっと途切れることなく厚生年金をかけて働いてきただけあって、年金もそれなりの金額がもらえることが分かりました。もちろんそれだけでは長い老後を安心して乗り切ることができませんので、時間をかけて資産形成をしていくことにはなりますが、それでもここまで頑張ってきた結果が目に見えました。
離職することなく、産休・育児休業を取り働き続けるのはきっと楽なことばかりではなかったはずですが、その努力が報われていく筋道が見えたことで、働き続けることへのイメージも変わったようです。
正社員共働きはお金のことに関して野放図にやりやすいもの。
現役世代の収入が多いのに老後に備えがないのは、危険なことでもあるのです。その弱点をしっかり踏まえたうえで、お金の流れを整えて、やりたいこと・満足することにお金を流していけば、豊かな老後が約束されていきますね。
いつも笑顔で軽やかで穏やかな働く女性の在り方。一緒に家計を作っていく過程で私もたくさん学ばせていただきました。専門職としてますますご活躍しながら、明るい未来を築いていっていただきたいと思います。
収入が多いはずなのに、家計がうまくいっていない。
でも夫婦でこれだけ稼いでいるから貯まるでしょう、と言われてしまう。
もしそんなお悩みをお持ちなら、一度ご相談にいらしてください。二人で一生懸命働いているお金を、一番納得のいくところに使うためのヒントをメルマガでも無料でお届けしています。