ー この記事を書いた人 ー
ファイナンシャルプランナー 塚越菜々子

塚越 菜々子 「FPナナコの部屋」主宰

保険や金融商品を売らないファイナンシャルプランナー。日本FP協会認定CFP®。「働く女性のお金の不安を解消したい」思いで、主に共働き女性に公的制度や家計・投資などお金の話を伝えています。

子どもに関するお金

子どものスマホデビュー、いつから?どうする?ルールは?

親になってみると、自分が子供時代だった時と学校も社会も大きく変わっていることに気づかされます。
ついつい「昔はこうだったのに」と言いたくなるのは、どんな年代の人でも同じかもしれません。

そんな中で「自分のころはなかったけど今の子どもには当たり前」のものの一つがインターネット、そしてスマートフォンではないでしょうか?
とはいえ、昨今のSNSのトラブルやネット依存、課金のトラブルなどをニュースなどで耳すると、そんな簡単に子どもにスマホを持たせて良いものか・・・と悩むこともあるかもしれません。

無料で発行してるお金の情報メルマガに、こんなご質問が寄せられました。

皆様に質問したいことがあります!

1「子どもにスマホ持たせてますか?」
2「何歳くらいから持たせましたか?あるいは、持たせる予定ですか?」

実はクリスマスに小5娘からスマホをリクエストされました。

使い途は
・家族、友達との連絡手段
・TikTok見たい
・すぐ調べ物したい

うちは固定電話を解約したので、私が留守の時などの連絡手段としてもいいかなと思い、一度はスマホ購入を検討しましたが。。

日頃の娘の様子からみて(ぐーたらwごめん、娘)、まだスマホを持たせるには早いのではないか(管理できそうにない)と思い、タブレットをプレゼントしようかと思っています。

タブレットでメールなどを使って連絡できるし、娘はイラストを描くのが好きなのでそちらの方が世界が広がりそうだなと思っています。

とはいえ、スマホをめちゃくちゃ欲しがっていて将来は渡すことになるんだろうなと思ったとき、さらに皆様にお聞きしたいことがでてきました。

3「スマホを持つときの約束事ありますか」

今後の参考にしたいので、ぜひ3つの質問についてななこさんはじめ、沼人の皆様のご意見を聞かせていただきたいです。

小学5年生(11歳)の娘さん、わが家と同じですね。

この問題、もちろん「こうすべき!」という正解はありません。
例え年齢が同じであったとしても、親の方針や子供の性格、必要性によってご家庭ごとにいろいろあると思います。

でも、だからこそいろいろなご家庭の考え方を聞いてみたらより参考になるのでは?と、メルマガで皆さんに意見を募りました。
たくさんの実体験や感想をいただいたので、こちらでご紹介していきます。

子どものスマホ(携帯)問題は、いつの時代も難しいですね…!

我が家は子どもは3人で、既に皆成人・社会人なので、その問題にブチ当たったのはもう10年以上前のことです。

まず第一子の長女の場合、まだスマホが流行り始めの微妙な時期でした。ガラケーユーザーがかなりの割合を占めていて、、長女の周りも中学生時代で携帯を持っている子がクラスの半分くらいだったと思います。それでも、持っているクラスメイトがいるとやはり欲しい!となるわけで。あーだこーだと説明をしてくれましたが、我が家は高校生になってからというタイミングで携帯を旦那の名前で契約しました。それも、バイトを決めてからの契約です。
『そんなに持ちたいなら、自分で料金を払えるようになったらいいんじゃないか』という話にダンナと私、そして長女となったからです。契約者は旦那なので、長女はバイト代から旦那に直接毎月の支払いをしていました。
そして、初めは制限付きだったので、出来ないこともあり、よくその度に声をかけられましたね。LINEもまだ盛んではなかったし、ちなみにTikTokもインスタも日本では全くと言っていいほどなかったような時代の話です。二代目はスマホに機種変していたと思います。その頃は制限を設けませんでした。もちろん引き続きダンナへ料金を支払ってもらいました。未成年の間はそれが続き、成人していて且つ短大を卒業して社会人になるタイミングで、支払いも名義も本人に変更して今に至ります。

第二子の長男もそんな姉を見ていたんですが、どうしてもiPod(形はスマホに似ていました)という webも少々出来る音楽ツールが欲しくて、中学生の時にそれこそお年玉で購入していました。結局使い方が適当過ぎたため、途中で父親である旦那に取り上げられてしまいました。
その後、高校入学のタイミングで、姉同様バイトをしたら…という話だったのですが、なかなかバイトが決まらないままズルズルとときが過ぎてしまい、高校中退してからバイトし始めたということで、そこでやっとスマホを契約→姉同様旦那に支払い、という形に落ち着きました。やはり制限をかけていたので、何でもかんでもは使えないようにしていました。その内一人暮らしを始めたりしたので、そのタイミングで本人契約や支払いの変更をして、今に至ります。

第三子である次女のスマホについてなのですが、約10年前にはなりますが、すでに当時から小学校高学年あたりからキッズ仕様ではあるものの、持っている子が増え出していました。もちろん、我が家の3人目も羨ましがっていて、中学校になると更に度々スマホの話をしてきました。5歳上の長女・旦那や私が既に間近で持っていてましたが、ちょこっとゲームさせてあげるくらいでした。その代わり、ガッツリするゲームや動画はタブレットを貸し出していました。我が家は旦那が厳しいので、借りっぱなしや時間をオーバーすることはほとんどなく過ごしました。
スマホはもちろん学校持ち込み禁止でしたが、それでもやはり持ってくる子はいて、トラブルに巻き込まれてしまったこともありました。(うちの娘が持ち込んだわけではないです)
結局、上の2人も高校生になってからだったので、3人目である次女も、高校入学式直前に母親である私が契約者となり持ち始めました。上2人と決定的に違った点は、SNSをもともと見るだけにしていたので、特に制限を設けなかったことです。次女はこの点は成人した今も貫いており、面倒ごとに巻き込まれたくないので、見る専門(いいね専門⁈)にしています。ムカつく内容でも、一切コメントしない派なので、誹謗中傷を書き込むこともありません。それを見るとむしろそういうことをしてる人に憤りを覚えるらしく、それに対して家の中で声に出して文句を言ってます(^_^;)
料金は、やはり自分のバイト代から支払っていて、社会人になって名義や支払い口座を本人のものに変更しました。

そもそも、未成年中はスマホを自分で契約することもできない時点で、本人の物であるようで本人のものではないと思っています。使っているだけ。まだ真の所有者になれていないとでもいいますか…。
スマホに限らず、ルールにしろ、持つにあたっての心構えにしろ、そういうことを身につけてから使い始める方が、トラブルになりにくいと思います。それには、ある程度の理解力や想像力が必要だと思うので、年々スマホを持ち始めるのが低年齢化するのは怖いことだなと感じます。

この10年でガラケー→スマホのシェア率も圧倒的に変わりましたよね。
友達が持っているから欲しい、だとしても「本人が払えるようになったら」という明確な基準があっていいな、と感じました。
制限があるときは都度、親に声をかけて、段階的に制限をなくす。そういうご家庭が多そうですね。

我が家は4月からiPhoneSEデビューです。ちなみに小4
LINEで家族の部屋を作ってやり取りしたりするのを、実は私が「かなり前のめり」という変な家庭ですw
音楽も好きなのダウンロードしても良いよ〜♪LINEのスタンプとかどんなのが良いかなぁ〜??ネットで検索もGoogleでやってみようよ!など、親が相当ゆるゆるなのが返って危機感を覚えたらしく。いや、LINEと緊急連絡先だけで良い、ネットもいらないと自ら申告してきました。真面目か!

こちらは親が前のめり、子どもが慎重派という面白い形。真面目か!っていうツッコミがイケてる(笑)
「禁止!制限!」と締め付ければいいってわけじゃないという実例がよくわかります。

ナナコさんちのお子様のパソコンルールに感心しました!
早朝!これなら夜のブルーライト問題(睡眠の質・記憶の定着・ホルモンの分泌etc)も解決ですね。素晴らしい!
ウチはもう15年も前になりますが、娘は通学1時間の遠方の高校を希望したため、入学直前に連絡手段として携帯の契約をしました。
当時2歳上の兄は大学入学まで携帯なしで過ごしました。友人関係・部活の連絡は大丈夫なのかと心配しましたが、
「学校で連絡できないようなギリギリの予定なんてありえん」と携帯持ちたがらなかったんです。縛られたくなかったらしい。ドライ。
かくいう私も通勤10分の職場と家の往復の毎日に必要性を感じなかったので(メールはPC利用)、義母が入院したのを機にガラケーを契約したのが7年ほど前のこと。
今はスマホは無くてはならないものになってしまったけど、油断すると時間を盗まれてるなと感じます。

行動範囲と連絡手段というのは一つ大事なポイントになることがよくわかりますね。
あとはやはり本人がどれほど興味関心を持っているか、必要性を感じているかによって付き合い方は大きく変わってきそうです。

「時間を盗まれる」名言ですね。
もちろん使い方によるのでしょうけれど私もすごくそう感じます。

スマホ問題。
19才の専門学生の娘の場合、中学入学のタイミングでスマホ購入。
それまでは私のスマホで調べものをしたり、友達のお母さんを介して友達に連絡をとるってスタイルでした。
スマホを購入するときの約束。
①使用場所→リビングのみ。自室への持ち込み禁止。
②使用時間→午後9時まで。朝は時間設定なし。
③アプリの制限(キャリア設定で親が許可したらインストール可能)
この約束を中学3年間続けていたので、高校からは全て解禁しました。
高校は部活が忙しくスマホ触る時間もなかったようです(笑)ただ、高校ではアプリを使って課題提出したりしていたので、自分のタイミングで触れるよう解禁したのも理由です。高校2年の息子。
同じく中学入学のタイミングで購入。約束事は姉と同じ。
姉と3歳差なのですが、この3年ってとても大きく。。。
勉強のためのアプリを入れて、友達と勉強意欲を高めたり、人が勉強しているライブ放送?を自分も同じだけ勉強するぞっ!って意気込みで机の傍らに置いておいたり。。。
今は親よりフル活用して、自己管理(タイムスケジュール)用として使っていたり。。。ダメ!ダメ!ダメ!で縛っていた娘に可哀想なことをしたかなぁと今は思ったりしています。最初スマホを持ったときは、楽しくて楽しくて仕方なく、片時も離したくない!って感じでしょうが、ある時を境にパタリとスマホを置くこと(触る頻度が減る)があると思います。
その時にすかさず声かけ。
あれ?今日はスマホ触らないの?と。
子どもたち。
別に今触らなくてもいいかなぁ、と返ってきましたよ。
子どもを信じることも大切だなぁと思える瞬間でした。

どうしても第一子は神経質になりますよね。
親子ともに初めてなので、子供がどういう付き合い方をするかもわからないという部分も大いにあると思います。
子どもを信じる、とっても大事なことだと思います(でも心配はしちゃうけど・・・

 

4歳の子供がいます。
据え置き型のゲーム機はなく、パソコンでゲームするので主人と一緒にする約束でしてます。
(私は主人のパソコンのアカウントを知りません)
20時以降はしない、テレビも観ないようにしています。端末機器はハードルが高いなと思うけど、我々の時代と違うので、その都度考えていきます。

こちらはスマホではなくてゲームですね。
「その都度考える」
きっとこれが最適解だと思います(^^)

スマホを我が家もそろそろ考えていたので私も参考にさせていただきたいです。

次5年生になる息子に、連絡手段として渡そうかと思っています。今はキッズ携帯です。

約束事は今考え中ですが、
担任の先生からのアドバイスでルールを3つ決めています。
・使用は21時まで。
・親はいつでもLine等確認します。
・インターネットに制限かける
友達の間でLineでのトラブルが多いとのことなので、気を付けたいなと思っています。

小学生でも学校の先生からそういったアドバイスがあるんですね~!
友達とのLINEでのトラブル(大なり小なり)はやはり耳にするので、気にしておきたいところです。

今回のテーマまさに今、考えていることでした。
我が家の場合小3ですが、次の誕生日にはスマホが欲しいと言われています。
連絡とるのを許可しているお友だちとは、私のお古のスマホにアプリを入れています。(キッズメッセンジャー)Wi-Fiの無いところでは使えないので、家の中だけで使っています。1人で出かけることも増えてきたので、こちらのBotも検討しています。
家族との連絡のやりとりだけなら、これも良さそうです。

「何を目的としているか」をよく考えるのが大事ですよね。
家族との連絡が主たる目的なのか、あるいはそれ以外の部分も重要視するのかなどによって、「そもそも今スマホなんだろうか」と考えるのはとても大事なことだと思います。どこで使えるか、というのもポイントになりそう。
調べごとなど家出するだけなら、wifiがつながる端末(それこそお古のスマホとかタブレットなど)でもことが足りることが多いはず。

いつも楽しく拝見しています。スマホは20歳(男)と19歳(女)は高一から17歳(女)は中二からです。
17歳の娘は土日の部活動の連絡に必要でした。
上の子たちが中学の時は、LINEは親の携帯を共有し、その他は使用後の携帯でWi-Fi使用OK。いろいろ約束を決めたけど、なかなか守れなかったです。
上の子たちはLINEを使わなくても部活の連絡がスムーズにできたのですが、下の子の時は連絡する係だということもあり、私も仕事を始めたりとの携帯で共有が難しくなったため、早めに渡しました。ルールで伝えていたのは、困ったことになったら、内緒にしないで必ず言ってと伝えました。ママに怒られるのが怖くても、絶対の味方だからと、事件に巻き込まれる方が怖いからね!とは、伝えていました。今は、何も関与してないです。

とても素敵な声掛けだな~と思いました。
トラブルが大きくなる前に相談できるって本当に大事なことだと思います。スマホに限らず。

ナナコ
たくさんのコメントをありがとうございました!

いかがでしたか?
色々な年代・年齢のスマホのリアルがわかったのではないでしょうか?

始めに書いた通り「これ」という正解がないからこそ

・目的は何か?
・ほかの方法はないか?
・どんなルールにするか?

など、親子で考えながら、現代にはもはや必須の道具に近いスマホと上手に付き合っていきたいですね!

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