「飲み会代ちょうだい」「え、また!?」なんて、夫の飲み会代で揉めたことはないですか?
忘年会・新年会・送別会・お花見・クリスマス会(!?)などの時期は飲み会の機会も増えますね。
そんな中、もうどこからともなく聞こえてきそうな「飲み会代ちょうだい」のパパの声!
そして「また?」というママの声!(笑)
しぶしぶ行くならまだしも、鼻歌とスキップしてる頭の中が見えようものなら出し渋りたくなるのももっともです。
ふざけあって言えるうちはまだマシですが、言いにくいからといって家計で困っているのに釈然としないまま渡しているとしたらそれは問題。
会社生活を送っていると避けて通れない『会食・宴会』ですが、家計内でどのようにとらえたらお互い気持ちよく使えるか考えてみましょう。
その飲み会は、なんのため?
お金を使うときに常に意識していただきたいのは、費目ではなく「目的」
つまり、「なんのためにお金を使うの?」ということです。目的なくお金を使っていると、気づいたらお金が残っていないということになりがちです。金額の大きさではなく、目的に対してどれくらいのお金を使うのか意識できたときに、満足感を得ることができると覚えておきましょう。
例えば事業を行っているとしたら「交際費は売り上げにつながるものだけが経費として認められる」ものです。だれかれ構わず交際するために出したお金すべてが経費に認められるわけではありません。売り上げにつながったり、事業をよりよくする目的のために出すからこそ「必要なお金=経費」となるわけですね。
では、家庭だったらどうでしょう?
ご家庭なら、売上はすなわち給料です。
とはいえ、直接影響が目に見えるものではないですのでとても難しいですね。飲み会に積極的に参加したからといって簡単に給料は上がりません。(むしろそんなので給料が上がる会社なんて嫌だ・・・・)
だからこそ「何のために行くの?」を意識していただきたのです。
「自分が楽しむため?」それとも「仕事をしやすくするため・周りとの関係をよりよくするため?」
本人も「この飲み会代が及ぼす影響」についてわかっていないことが多いです。どちらかだけではなく、両方に当てはまることも多いでしょう。だからこそ、本人がしっかりと意識しなければいけません。
どちらかの目に余る程の飲み会があるようでしたら、ここはしっかり考えなければいけません。
ただの文句・愚痴になってはいけない
飲み会・宴会への参加をもちろん一切認めないというのは、社会的に・社会人として不利益を被る可能性もあります。
すべてお小遣いから負担するのは難しいことも多いでしょう。
まずは目に余る回数でないか・本当に仕事で必要なのか考えて、家計に及ぼしている影響も「数字で」示したうえで話し合いましょう。
多いというのはどのくらい?家計にどのような影響を及ぼしている?家計の貯金に対する影響は?
こういったことを、根拠をもって説明できてからでないと、相手は「言いがかり」「ただの愚痴」ととらえてしまいます。
入ってくるお金に限りがあるわけですから、飲み会に使うお金が多ければその分家計で使えるお金は減っていきます。できることが減っていくということです。それを夫婦で納得できていることなにより大事です。
夫はお小遣いで色々なものを賄うのに、妻は友達とのランチを家計から。こんなことも実はよくあるのです。
夫の飲み会を責めるなら、その根拠を出せることがまず大事ですね。
「会社の付き合いといいながら、自分の楽しみのために支出しているのではないか」と、どちらかでも思っているなら要注意。
お小遣い(個人で使えるお金)には何を含んでその金額なのか、一度どこかでしっかりと話し合っておくことを 強くお勧めします。
飲み会代をどうするかは「個人」と「家計」の線引きが第一歩
こういったことでもめる家計の場合、大抵「個人で使うお金」「家計のお金」が線引きできていないことがほとんどです。
私は家計を合算にして、お小遣い(個人費)という形で個人に振り分ける方法をお勧めしています。
仮にそうでなくとも、収入の中から「個人で使っていいお金」「家族で使うお金=家計」の線引きは必要です。それがあいまいだからこそ、飲み会のような個人のものに対する支出に釈然とした思いを抱いてしまうのです。
まずは「家族として将来にわたって必要なお金をどうするか」「それに向かってどうやって貯めていくか」「現状どんな状態か」を常にお互いが知っておかなければいけません。そのうえで、個人で使えるお金の設定が妥当なのかが決まるのです。
そして、飲み会代が個人で負担するべき内容か家計で負担すべき内容かを「飲み会に行く目的」に応じて夫婦間で決定していきます。
歓送迎会・忘年会・新年会など会社の「部署」が主催で催される会食・宴会代は全て家計で負担しています。(年間5・6回。あらかじめ会費が決まっているもの)
それに対して、同僚などと食事に行くような「飲み会」は年間2・3回程度まで家計で負担し、それ以上はお小遣いから行ってちょうだいね。となっています。もともと回数が多くないですし、家計の貯蓄には特に影響しないので、あまり厳密に取り締まらず(笑)やっています。
まずは家計で目的に応じた貯金ができているかを把握すること。これが必須です。
飲み会に関わらず、この先ずっと夫の支出に対しモヤモヤと釈然としない不信感を持ちたくないのなら、まずは「自分が家計を整える」ことを行いましょう。
夫婦で信頼できる家計作りが近道ですよ。
こういったお付き合い費が原因で、家計がうまく行かない時のヒントはこちらの動画でもお伝えしています▼
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