お金に関しての意見って両極端なものがありますよね。
自分が思っていたのと違う、
極端に反対な意見を見た時、
選べない、不安にならないためにはどうしたらいいでしょうか?
【一つの雑誌でも両極端な意見が】
先日、雑誌クロワッサンを見ていて、
面白いなということがありました。
クロワッサンはどちらかというと、
40~50代の主婦層をメイン読者としての雑誌なので、
「節約」「ていねいな暮らし」
という切り口が多いですね。
「お金の節約」というとよく聞く方、
経済ジャーナリストの萩原博子さんは
「投資はギャンブル」という立場の人で、
運用なんかしないで預金が一番、とよくおっしゃっています。
同じ号のクロワッサンで
経済評論家の山崎元さんも特集されていました。
(こちらも有名な方ですね)
山崎さんは投資に対して、
「人生の選択という意味で資産運用したほうが良い」
とおっしゃっていました。
クロワッサンの今回の記事ではあまり取り上げられていませんでしたが、
積極的に投資運用の助言をし、たくさん本も書いています。
対談ではありませんが、
こうして一つの雑誌に両極端な意見が乗っていました。
こういうことって、
いたるところでありますよね。
保険は絶対必要という人もいるし、
保険なんて絶対入らないほうがいいという人もいる。
賃貸暮らしが有利だという人もいるし、
持ち家のほうが様々な局面で有利という人もいる。
サラリーマンなら年金だけで暮らしていけるという人もいれば、
老後のために一億円は必要だという人もいる。
それぞれの意見をかみ砕いて理解する力がないと、
ふりまわされてしまいますよね。
どちらも「専門家」
いったいどちらの意見を信じればいいの?
って揺らいでしまう思うことって多いです。
【人は自分が聞きたい意見のほうがよく聞こえる】
私は、人って、
「自分が聞きたいことだけ聞こえる」
って習性があると思うのです。
老後資金が貯まらなそうと思っている人は
「サラリーマンはそんなに老後資金はいらない」
という意見のほうが目に(耳に)ついて、
「そうだそうだ!だから大丈夫だ」
と思おうとするのですね。
でも、
自分の中で納得した根拠があるわけではなければ、
それに反する意見を見た時、
ドキッとしたり、
イラっとしたり、
不安になったりするものです。
私も以前は、
揺らぐことが多かったです。
FPになるまでは、
保険ってやっぱり難しいというか、
よくわからないというか、
全貌をつかめないような気持ちだったんです。
そんな中で、
「保険なんてムダでしかない!
保険に入るなんて馬鹿だ!」
ぐらいの極端な意見を目にすると、
私は保険に加入しているけど、
それってもしかして間違っているのかな、
やっぱり無駄なのかな。
という具合に不安を覚えたりしていました。
でも、
色々な知識を得て、
色々角度から検討して、
自分の中で納得したら、
ブレなくなりました。
違う意見を持つ人がいても、
否定的な気持ちにもならなくなりました。
【不安にならないで済む解決方法は】
誰か一人を完全に信用して、
その人の言うとおりにして、
安心してやっていければそれでもいいと思います。
でももし、
あなたがやっていることを否定する人がいて、
ドキッとしたり、
チクっとしたり、
イラっとしたり、
不安になったりするなら、
もうすこし掘り下げて考えてみてはどうでしょう。
自分が本当は納得していないのかもしれません。
もしかしたら、
自分が判断できるだけの知識が足りないのかもしれません。
誰かの言うなりにお金を貯めるのって、すごく大変。
自分が本当に必要と思わないところに
労力を割いて貯金するのはストレスです。
頭・ココロ、ともに納得して、
家計を整えていけるといいですね。
というわけで、
不安の解決方法は、
「正解は一つじゃないことを知る。
自分の気持ちをよく確かめ、
判断できる知識を身につけること」
自分で納得のいく答えが見つけられない方、
いろんな知識を得て、
納得して、安心して選び取りたいという方は、
個別相談でもお話を伺っています。