保険を安くしたくて、保険を見直しに行ったらかえって保険が増えた!
こういうこと、よくありませんか?
実はこれ、ものすごく問題があるんです。保険会社に?いえいえ!自分にです。
元保険屋さんのお二人をお招きして、『医療保険のよくある話』『なかなか聞けない保険の話』について対談を行いました。 結局、医療保険って、いるの!?いらないの!?誰か教えてーーーー!! って思うこと、ありませんか?笑 私自身も保険のセカンドオピニオンにも乗るファイナンシャルプラ ...
前回の開催時と同じ質問もたくさんありましたので、そちらの様子はここからご覧ください▼▼
【開催報告】元保険屋FPが語る「医療保険のそこんところ」対談
まずはこんな質問をしました
- 保険屋さんは医療保険に入っているの?その理由は?
- よく「お守り程度」っていうけど、それっていくら?
- 3大疾病とか7大疾病とかって数字が多いほうが良いの?
- 先進医療特約とか払い込み免除特約とかいる?
- がん保険って必要?特約でいいの?
- 共済って安いみたいだけどメリット・デメリットは?
貯金があれば保険はいらない、日本は健康保険が手厚くて医療費はほとんどかからないし、高額療養費もあるから医療保険はましてやいらない。こんな意見もよく聞きます。そう考えると、使うのか使わないのかわからない保険料を払うなら貯金をしておけばいいのでは?そんな気がしてしまいます。
元保険の販売をしていたお二人に、お二人は加入しているんですか?と聞いたら、なんと二人とも「加入している」とのこと。
そのココロは?やめないの?必要だと思うの?
オフレコ会ですのでどんどん質問をぶつけていきました。
お二人ともお答えは似た感じ。
「今から追加は絶対にしないけれど、今入っているのは保険料も安い」「辞めるほどではないのでお守り替わりに入っている」「実際に保険を使ったこともあるし、保険料もそれほど高くないので入っている」
とのこと。
『お守り替わり』というと、だいたい入院日額5000円ぐらいのイメージだそうです。
どんな場合に備えて・・・というよりは、保険料の負担感がない範囲なので、安心を買っているというところのよう。
3大疾病や5大疾病7大疾病特約については、その仕組みと実際に使い勝手はどうなのかなどについて教えていただきました。
「3・5・7」のように範囲が増えて行くというよりも『それに該当したときにどうなる保険なの?』の再確認が必要ですね。
共済は安いけどどうなのか。どんな人に向いている・向いていない?
先進医療特約ってどう?がん保険は単体で入る?特約?一時金?それぞれ、「これがいい」というものではなく、仕組みや自分のニーズに合わせて選ぶための判断材料をお話しいただきました。
主催者3人の対談企画ではありますが、たくさんの方にご参加いただいているので、もちろんご質問タイムもたっぷりとっています。ここでも「あるあるぅ~~~~~」と思わずみんなが頷く質問が飛び交いました。
保険を安くしたくて相談したら、かえって保険が増えた
元保険屋さんのお二人も参加者も「あるあるー」と苦笑いするこの質問。ほんと世の中ではよくある話ですね。
この問題については、こんな回答がありました
- 保険を安くするの前に「自分のニーズの確認」ありき
- 保険屋さんは保険に加入してほしい。商売だから
- ニーズに合う・理解し納得する、のどちらが欠けても「保険料が高い」と感じる
- 相手の売りたいものではなく、こちらが欲しいものを売ってくれる人を見極める
こうすることで、例え同じ保険料を払ったとしても「高い」と感じなくなり、ようやくちょうど良い保険に加入できるようになるんですね。
転換・下取りって言われたけれど何度聞いてもわからない
別の参加者さんからは、
というご質問を受けました。
こういうことがあると、次にもしこういうことがあったときにどうしていいか迷ってしまいますよね。
まずは、アカウント型がどういう保険かを理解することが大事です。漢字系の日本の保険会社がよく扱ってます。とにかく色々ついていて、ハッキリ言ってよくわからない保険(笑)です。「何が何だか分かりにくい」と元保険屋さんも言う始末。
私はよくわからない保険ほど悪いものはないと思っているので、どちらかというと否定派。
かんたんに説明すると、要は積立部分と掛け捨て部分が複雑に組み合わさっていて、積立部分にだんだんお金が貯まっていく。掛け捨て部分の更新のタイミングで保険料がドカーーーーーーンと上がるので、貯まっていた部分を使うことで、同じ保険を維持できるよ、ということです。「転換・下取り」といいますが、あまり得でないことが多いのですね。せっかく貯めた部分を結局掛け捨ての保険に当ててしまうわけですから。
若いころに会社の団体保険で入ったまま放置、更新の時に「下取りすれば保険料上がらないからそうしたほうがいい」と言われてわからないまま更新することが多いのが、この保険の危険なところです。
もちろん、この保険でいい人も時にはいるのよ、という丁寧な説明とともに、特徴と「損・得」がどういうことか、お伝えすることができました。
保険って誰に相談したらいいの?
そして最後にはこんな質問もいただきました。
これは手前味噌になってしまいますが、そうですね!と言いたいところです。
決して保険を販売している人が悪いわけではありません。保険を販売している人に相談してはいけないわけではありません。自分が聞きたいことと、自分がどれくらい知識あるかによって使い分けたらいいと思います。
保険を販売しているお二人からは、
とおっしゃっていました。
その点、保険を販売する必要がないFP(保険会社から手数料を受け取らないFP)は、お客様の質問に対してベストな答えが「保険」ならば保険を提案するし、そうでなけば「保険以外」の答えもお渡しすることができます。
もちろんそうなると相談料が発生しますので、その価値があるかどうかぜひ考えていただきたいと思います。
私自身は、一切のしがらみのない立場でお客様と向き合っています。相談料も決して安くない。でも、だからこそその相談料に恥じない提案をできると確信しています。
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