- 決算書ってどこに何が書いてあるか正直よくわからない
- 利益が出てるのに保険を払えないってどういうこと?
- 保険を提案するときに決算書のどこを見たらいい?
そんなお悩みはありませんか?
今回、そんなお悩みを解決するためにボードゲームで決算書の見方が分かるようになる「社長BOKIゲーム研修」を開催いたしました。
営業担当・社員のスキルをよりアップさせ、既存の法人クライアントのお客様の満足度をもっと向上させたい。クライアント様の決算書について共通言語で話せるようにしたい。とのご希望で研修を設計しています。
細かい決算書の見方を学ぶ前に、まずはお金の流れと決算書の大枠を「楽しく」学べるように社長BOKIゲーム研修を取り入れていただきました。
「日々の取引からどうやって決算書が出来上がっていくか」という基本の研修に加え、「決算書のどこを見たら保険につながるか」を理解できるようにアレンジして、3時間の研修を行いました。
会計と仕訳のおさらい
保険のプロとして法人のクライアント様と取引するといっても会計の専門ではありません。
日々の実務としては分かっていることも、あえて簿記・会計のルールにのっとっておさらいしました。
決算書の構造は実はシンプル。
実際の決算書類を見てみると細かい種類の科目が並んでいるため混乱しがちですが、大きな5つのグループを押さえて「複式で考える」ことに慣れてしまえば、実はそれほど難しいものではありません。
理屈よりやってみる
社長BOKIゲーム研修のポイントは「ボードゲーム」を使って実際に経営の取引を体験しながら決算書を書いていくということです。
ゲーム自体は小学生でもできるシンプルなものになっています。
簿記や経理・数字が苦手!と思う方でも、楽しくゲームを行うことができます。
ケーキ屋さんの社長になって、ケーキを仕入れ販売し利益を上げていきます。
店舗を増強するか、不測の事態に備えて保険に加入しておくか、はたまたスタッフを増やしてケーキを販売できる上限を上げるか・・・
簡単でいて、じつは奥深い設定に、ご参加いただいた方も
「うわっ、この数字よく考えられてるな~」
「悩むー!」
「いま売ったら赤字だ!パス!」
などと口々におっしゃっていました。
なにより企業研修とは思えないほど、楽しそうな雰囲気で進んでいきます。
決算書は書ければ読める
もちろん、ただ楽しくゲームをやるだけではありません。
経営判断を下しながら取引を行う都度「正規の簿記=複式簿記」により記帳をし、最終的にはご自身の手で決算書を「書いて」いただきます。
どんな取引の結果が決算書のどこに書かれるのか。それぞれの経営の結果を自分の手で集計して書いていきます。
まずはどのくらい利益が上がったのかを「損益計算書」で確かめます。
- 本業の売上と仕入がうまくいき売上総利益が高かった
- 売上総利益はそうでもなかったが、営業外収益で思わぬ利益が
- チャンスを逃して赤字発生!
「当期純利益」がどんな要因でいくら発生したのかがよくわかりました。
そしその利益が「貸借対照表」と、どのようにつながってくるのか転記して確かめます。
記帳に間違いがあったり、金銭のやり取りに間違いがあると正しく決算書が作成できないことを実感し、経営をしていくためには金銭や記帳などの日々の管理も重要なことが分かってきました。
1期分の決算を行った後は、2期目に突入します。
記帳や計算に慣れてきたところで、1期目の成功や失敗を踏まえて「どんな戦略をとるか」考えながら2期目の経営に貼ります。
1期目と違いスムーズに経営判断が下されました。取引の規模が大きくなり、参加者のみなさんが経営する「ケーキ屋さん」がどんどん大きくなっていきます。
ボードゲームに出てくる「運だめしカード」が出たら、保険加入の有無や資産の状況を慎重に判断しながら「じゃんけん!」真剣に経営しながらも、一番盛り上がるポイントです。さすが保険代理店、保険の加入率は高めとなっております(笑)
2期目が終了すると、1期目と同じように決算書を作成します。
1期目よりずっとスムーズに決算書が作成され、全員が無事に「監査終了!」
結果発表です。
今回は「現金がたくさんある=利益がたくさんある」わけではないことを確認するため、結果発表では「現金残高」と「当期純利益」を発表していただきました。
実際に並べてみると「利益が多いのに現金は少ない」という結果が起こっていることが自分の目で確認できました。
保険営業がチェックしたい決算書のポイント
最後は保険を提案する場合に知っておきたいポイントを決算書を見て説明しました。
- 決算書に計上された保険料が「1/2資産計上」だったら?
- 借入返済を行ったら決算書はどう変わる?
- 黒字倒産ってどういうこと?
- 決算書のどこをみて保険の金額を提案する?それはなぜ?
自分の手で決算書を書いているため、取引の内容が変わるとどこの数字が変わってくるのかがわかります。
当初のお悩みであった
★決算書ってどこに何が書いてあるか正直よくわからない
★利益が出てるのに保険を払えないってどういうこと?
★保険を提案するときに決算書のどこを見たらいい?
という疑問は、自分で決算書を書いたことで解決することができました。
ご参加いただいた方のご感想
実際にお金の流れや数字を記入することで次からの見方がわかった。
貸借対照表の意味、現金と利益の関係が理解できました。
その会社の状況を分かるために重要な部分が分かりました。
ようなご感想をいいただいています。 保険を提案する営業担当も、それ以外の従業員も全員決算書が読めたら・・・ そんなご要望を受け、社長BOKIゲームを使った研修をお届けいたしました。セミナーを受けて ...
そのほかのご感想はこちらでご覧いただけます。
「社長BOKIゲーム」セミナー研修事例2019/10/25
決算書は会社の健康診断書
会社の決算書は、会社の経営状態が明らかになる「健康診断書」と同様のものです。
それを見せていただけるということはとても信頼されているということです。
クライアントの経営者様と、決算書を見ながら情報を共有し、適切な提案をすることでより信頼される営業担当になることができますね。
社長BOKIゲームは、研修の目的に合わせて時間・ゲーム設計、説明内容等をカスタマイズ可能です。
まずはこちらからお問い合わせください。