iDeCoは節税だよ!生命保険も節税になるよ!なんて話はよく聞きます。そして「所得税の率と住民税の10%を足した額をかけると節税の金額がでるよ」なんて話もよくします。
が、私は知っているのです。
フンフンと話を聞いているお母さん方のほとんどが「え?自分(や夫)の所得税率なんて知らない」「ってかどこ見るとわかるの」と実は思っていることを・・・笑
税金は得意分野のため、アレコレとうんちく垂れたくなるところではございますが、それは私の勝手な欲望なので止めておきます(笑)
潔く、所得税率の確認方法はここを見よ!(サラリーマン編)をお届けします。
源泉徴収票をご用意ください
確認方法はいろいろありますが、これが一番簡単。源泉徴収票をご用意下さい。
前から2番目「給与所得控除後の金額」からその隣にある「所得控除の額の合計額」を引きます。
画像の①-②です。
この例で行くと、4,260,000-1,860,000=2,400,000ですね。
ここで計算して出た金額が「課税される所得金額」です。税金を計算するモトになる部分ですね。
①-②を表に当てはめる
その金額を次の表の「課税される所得金額」に当てはめてください。
画像:国税庁『No.2260 所得税の税率』より
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
これが、所得税率です。
今回の例の場合は「課税される所得金額」が240万円ですから、上から2段目の『195万円を超え 330万円以下』にあてはまり税率は10%です。
ちなみに、所得税「額」を計算するには、課税される所得金額に税率をかけて表の一番右にある「控除額」を引くことになっています
240万円×10%-97500円=142,500円。
サンプルの源泉徴収票の源泉徴収税額とあっていますね。
※これとは別に「復興特別所得税」(算出された所得税×2.1%)が現在かかります。
例:所得税率が10%の場合
10%+2.1%=12.1%ではなく、10%+(10%×2.1%)=10.21%です。
この所得税率がわかっていると、案外便利!
例えば妻を税金上の扶養に入れると、この「課税される所得金額」が38万円小さくなります。
どのくらい税金が安くなるかというと、38万円×所得税率です。
所得税率が10%だとしたら、38,000円年間の所得税が少なくなる計算です。