ー この記事を書いた人 ー
ファイナンシャルプランナー 塚越菜々子

塚越 菜々子 「FPナナコの部屋」主宰

保険や金融商品を売らないファイナンシャルプランナー。日本FP協会認定CFP®。「働く女性のお金の不安を解消したい」思いで、主に共働き女性に公的制度や家計・投資などお金の話を伝えています。

所得税・住民税

源泉徴収票からわかる!自分の所得税率の確認方法(パート・会社員編)

iDeCoは節税だよ!生命保険も節税になるよ!なんて話はよく聞きます。そして「所得税の率と住民税の10%を足した額をかけると節税の金額がでるよ」なんて話もよくします。

が、私は知っているのです。
フンフンと話を聞いているお母さん方のほとんどが「え?自分(や夫)の所得税率なんて知らない」「ってかどこ見るとわかるの」と実は思っていることを・・・笑

ナナコ
そりゃそうだ!そんなこと誰も教えてくれない!

税金は得意分野のため、アレコレとうんちく垂れたくなるところではございますが、それは私の勝手な欲望なので止めておきます(笑)

潔く、所得税率の確認方法はここを見よ!(サラリーマン編)をお届けします。

ナナコ
お給料以外の収入がある場合は当てはまらないこともあるのでご注意ください!

源泉徴収票をご用意ください

確認方法はいろいろありますが、これが一番簡単。源泉徴収票をご用意下さい。

前から2番目「給与所得控除後の金額」からその隣にある「所得控除の額の合計額」引きます。
画像の①-②です。

この例で行くと、4,260,000-1,860,000=2,400,000ですね。
ここで計算して出た金額が「課税される所得金額」です。税金を計算するモトになる部分ですね。

ナナコ
この①の金額(給与所得控除後の金額)=「給与所得」です。パートなどで扶養に入るときにはここをチェックします。

①-②を表に当てはめる

その金額を次の表の「課税される所得金額」に当てはめてください。

画像:国税庁『No.2260 所得税の税率』より
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

これが、所得税率です。

今回の例の場合は「課税される所得金額」が240万円ですから、上から2段目の『195万円を超え 330万円以下』にあてはまり税率は10%です。

ちなみに、所得税「額」を計算するには、課税される所得金額に税率をかけて表の一番右にある「控除額」を引くことになっています
240万円×10%-97500円=142,500円。
サンプルの源泉徴収票の源泉徴収税額とあっていますね。

※これとは別に「復興特別所得税」(算出された所得税×2.1%)が現在かかります。
例:所得税率が10%の場合
10%+2.1%=12.1%ではなく、10%+(10%×2.1%)=10.21%です。

この所得税率がわかっていると、案外便利!

例えば妻を税金上の扶養に入れると、この「課税される所得金額」が38万円小さくなります。
どのくらい税金が安くなるかというと、38万円×所得税率です。
所得税率が10%だとしたら、38,000円年間の所得税が少なくなる計算です。

ナナコ
日常的に自分の税率を気にして生きていくことはほとんどないと思いますが、年末調整後に源泉徴収票が配られた時ぐらいは、ぜひチェックしてみてください!

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