年調の原則

年末調整

扶養なのに年末調整?年末調整できる人できない人、よくある間違い・勘違い

投稿日:2016年11月22日 更新日:

この記事を書いた人

ママスママネー 塚越菜々子

塚越 菜々子
ママスマ・マネー

保険や金融商品を売らないファイナンシャルプランナー。日本FP協会認定CFP®。「ママのお金の不安を解消したい」思いで、働くママや起業ママに税務や家計などお金の事を教えています。

年末調整の書き方がよくわからない。 よくわからないけど毎年言われるがままに出しちゃってる。得とか損とか言われても、正直わかってるようなわかっていないような・・・。夫も自分も年末調整するのに、なんか微妙にタイミングも言われることも違う。そもそも私って扶養なのに年末調整いるの?
年に一度の年末調整。毎年わからなくてもやり過ごしてしまうことが多いです。わかってしまえば難しいことはないのですが、勘違いしているといつまでたってもわからずじまいになりがちです。この機会によくある勘違いを正していきましょう。

※わかりやすさを追求するため、厳密な法律用語や例外は基本的に書いていません。詳細なルールは国税庁等オフィシャルで確認してください。

そのほか年末調整に関する記事はこちら:
【年末調整まとめ】令和元年:ママのための年末調整の手順と書き方

 

原則その1:年末調整できるのは誰だ!?

年末調整できるのは、雇われている人です。つまり「給料」をもらっている人です。いわゆるサラリーマン・サラリーウーマン(?)ですね。

ここで重要なのは、誰かから仕事をもらって、お金をもらっても「雇われて」いない場合は給料ではない!ということ。
人からお金をもらっても、全部が給料なわけじゃあないんですね。

決まったところから仕事をもらっているけれど、外注扱いでフリーのお仕事をしている人は「給料」ではありませんので、注意です。
また、同じところで同じ仕事をしているけれど「営業のインセンティブの部分は給料ではないから確定申告してね」などと言われることもあります。こうなると、基本給(あるいは手当含む)としてもらっているものは「給与」でそれ以外は「雑所得・事業所得」などになる場合もあります。

自分がどういう形態でお金をもらっているのかは大事です。必ず意識しておきましょう。

給料なのに年末調整できない人

給料をもらっている場合は通常は会社が年末調整しますが、給料をもらっているのにもかかわらず年末調整できない人がいます。
例えばこんな人たちです↓↓

  1. 年間の給料が2,000万円越えの人
  2. 年末には会社いない人(途中でやめた人)
  3. ダブルワークで、サブのほうの会社の給料

給与が2,000万円を超えるかたはそれほどたくさんはお見受けしませんが、会社の役員などになっていると全くないわけではありません。ただ、会社の事務にとっては手に余るイレギュラーケースなので、確定申告をするように言われます。

 

年の途中で退職すると、年末に会社には在籍しませんので年末調整はできません。その場合は年の途中までの(年末調整をしていない)源泉徴収票を発行してもらい、次の職場に提出するか、その年が終わったら必要に応じて確定申告をしましょう。
年末に出勤していなくとも、育休中・産休中の場合は「在籍」ですので、基本的には年末調整が行われます。ただし、書類のやり取りなどがあったり、結局医療費控除などで確定申告をする人が多いからか、会社から「どうしますか?」と聞かれることも多いです。

 

2か所以上で給料をもらうダブルワークの場合、サブの方は年末調整できないことになっています。どちらがサブなのかは自分で決めます。基本的には給料が多い方ですが、同じような場合は自分で決めて「メインの方でだけ年末調整」します。サブの方には「メインの方で年末調整しているので、年末調整しないで源泉徴収票をください」と伝えましょう。

会社の社長も夫に雇われている妻も、扶養内でも年末調整

なお、会社の代表取締役の方。つまり、社長さん。
「役員報酬」という名の「給料」です。2000万円を超える報酬をとっていない限り、年末調整が必要です。会社に自分しかいなくても年末調整が必要です。

夫が個人事業の奥様。専従者給与も「給料です」
財布が一緒でも、家庭内の権力が上でも(笑)雇い主は夫ですので、年末調整でございます。個人事業主で経理を自分でやっている場合良く忘れてしまうことが多いので十分に注意してください。

 

上記の年末調整できない人に該当しない限り、給料をもらっていたら『扶養内でも』『学生バイトでも』『未成年でも』年末調整です。

よく『確定申告するので年末調整しません』という人がいますが、これはルール違反ですので、ご注意くださいね。

ナナコ
会社で年末調整後に確定申告してください。

 

原則その2:結果(税金)は一緒でも手順は会社によって違う

年末調整は会社の経理の人以外に、もしかしたら会社が契約している税理士さんや社会保険労務士さん、会計士さんなどがやっているかもしれません。

どんな会社も、年末調整する税金の計算の仕方は一緒です。
『国』が決めたルールですので、全国どこでも同じ結果です。
(※住民税は市町村のルールがありますよ)

というわけで、税金はどこで計算しても一緒なのですが途中の手順が違う場合があります。

また、会社によってお給料の「締め日」「支給日」が違ったり、年の最後にもらうお金が「給与」だったり「ボーナス」だったりします。
還付金の精算についても、それぞれの会社で時期が違います。

年末調整の用紙が配られる時期や、どこまで記入してくるのか、いつまでに記入してくるのか、何を添付するのか・・・・

会社によって(処理をする担当者によって)だいぶ色々です。
丁寧に指示してくれるところもあれば、ちゃんと出さなかったら知りません!の容赦ないところもあります。

会社の担当者もこの時期そうヒマではありませんので、興味本位で集めたりはしません。
必要だから提出を求められているのですね。

え、ソレなにに関係あるの!?と思ったら、「何に使いますか?」と聞いてください。
なんかしらの回答があると思います。

ナナコ
会社の指示に従いつつ、疑問点は質問をしましょう。

 

原則その3:年末調整するのは「所得税」ついでに「住民税」

年末調整する税金は「所得税」というものです。何をどう調整しているのかはこちらをお読みください。

その年の税金はその年のうちに。で、終わるのが所得税です。

しかし、年末調整の紙をよーくよーくみると、小さく書いてあるんですよ。

左の上に「市区町村長」
左の下に「住民税に関する事項」

つまり「ついでにこの紙で住民税のことも聞きますね!」ってことです。
(給料には、所得税以外に住民税もかかるからです)

 

年末調整の結果は色々精算された後、税務署に送られます(管轄は『国』)
更にそのデータは自分が住んでいる地方自治体にも送られます(管轄は『市区町村』)

住民税は、そのデータが送られてから初めて計算されるのです。

全国共通のルールに従って計算する「所得税」と違って、市町村によってルールが違う「住民税」は会社が税額を計算することができないんですね。

ナナコ
データが送られてから計算されて後払い方式なのが住民税です。

翌年の6月ごろからお支払い開始です。

 

原則その4:所得税・住民税の一年は1月1日~12月31日

いつからいつの給料で「103万円」を超えなければいいの?よく聞かれます。今は夫の扶養に入れる収入は103万円ではなく150万円ですが、自分が所得税がかかりだすラインはかあらず103万円ですね。

答えは1月1日~12月31日の給料です。

末締め10日払いの会社だと、『1月10日に貰った給料~12月10日にもらった給料』までが一般的です。12月10日以降にボーナスが入ってくる場合はそれも追加されて計算されます。

あんまり気にしたことない人もいるかもしれませんが自分の給料の締日と支払日。案外大事ですよ。

いつからいつの給料で計算というのはキッチリ決まっていますが、その精算したお金がいつ返ってくるのかは会社によって違います。

 

  • その年の最後の給料で精算
  • 翌年の最初の給料で精算
  • はたまた、給料とは別に振り込み
  • もしかしてポチ袋に入れてもらったりしちゃう?

などなど。けっこうバリエーションがあります。

こればかりは、「いつ返してもらえるんですか?」と私に聞かれてもわかりませんので、悪しからずご了承ください。
(会社か詳しい同僚にでも聞いてください)

普通は昨年と同じ時期だと思います。

 

年末調整は「法律にのっとったルール」と「会社独自のやり方」が混ざって事務手続きが行われるため、なかなか社外の人に聞いたりネットで調べても「自分の場合と違うな・・・?」ということが起こりがちです。

ナナコ
まずは年末調整の法律上のルールを理解しておくことが大事ですね。

 

▼他にも年末調整でトクする知識はこちらです▼

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